米利下げは年3回、日銀はマイナス金利解除後年内利上げなしを予想、ドル円は年末146円へ
三井住友DSアセットマネジメントは米金融政策について、最初の25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げは5月と予想していたが、米景気の底堅さを踏まえ6月に変更した。
ただ、2024年の利下げは四半期に1回、25bpずつ、年内は合計3回との見方は維持しているので、三井住友DSアセットマネジメントの予想とFF金利先物市場の織り込みに差が生じなければ、ドル円はここからドル高・円安にも、ドル安・円高にも、大きく振れる公算は小さいとみている。
日銀の金融政策については従来通り、4月にマイナス金利の解除で異次元緩和は終了、年内は利上げなしとの予想だ。
これらを踏まえ、年末に向かって米国の10年国債利回りは緩やかに低下する一方、日本の10年国債利回りの上昇は小幅にとどまるとみており、日米10年国債利回り格差が縮小に向かうことでドル円も緩やかにドル安・円高が進行し、年末の着地水準は現時点で146円を見込んでいる(図表2)。
出典元:三井住友DSアセットマネジメント
構成/こじへい