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パナソニックが精度の高いスクリーン調整とワークフローの簡素化を実現するマルチプロジェクション用メディアプロセッサーを発売

2024.02.26

パナソニック コネクトは、マルチプロジェクション用メディアプロセッサー「ET-FMP50」「ET-FMP20」「ET-SBFMP10」を発表した。

「ET-FMP50」と「ET-FMP20」は複数のプロジェクターを接続可能なボックス型で、発売時期は2024年度第1四半期。「ET-SBFMP10」はIntel SDMスロットに装着可能なファンクションボード型で、発売時期は2024年度第3四半期。価格はいずれもオープン。

複数のプロジェクターを接続可能なボックス型とIntel SDMスロットに装着可能なファンクションボード型の2タイプを用意

エンターテインメント市場では、イマーシブ(没入)な体験に期待が集まり、演出を担う現場において、複数のプロジェクターを用いた大規模な映像システムの運営が求められているが、何台もの機材が複雑に絡み合うことから、システム全体の複雑化に加え、映像が不自然にならないよう、マルチスクリーンの重なり部分を調整するといった高度な技術が必須となり、現場担当者の負担が増大している。

今回発表された新製品では、大規模な演出時に課題となる設置・調整ワークフローを短縮し、LBE(Location-Based Entertainment)など様々な演出における作業効率化と高品質な映像を両立。

また、将来的にファームウェア・アップデートを施すことで、さらなる利便性を追求していくとしている。

<主な特徴>

■高精度なスクリーン調整とワークフローの簡素化を実現

対応カメラを用いた幾何学歪補正、複数映像の重なり部分を調整するエッジブレンディングのほか、黒レベル補正にも対応。投影画面の境界をブロック単位ではなくピクセル単位で調整できるため、クリエイターの作品が一層際立つ。

さらに、ファームウェアの将来的なアップデートにより、ドーム状の物体・3D オブジェクトへのマッピング調整や、カラーバランス・ユニフォーミティ補正にも対応する予定だ。

■コンパクト設計で柔軟な設置に対応

ファンクションボード型のSBFMP10、ボックス型のFMP50/FMP20ともにコンパクトな設計を実現。SBFMP10はIntel SDM 規格のスロットに装着できる一方、FMP50/FMP20はプロジェクター付近への省スペース設置や、別売ラックマウントへの取り付けに対応している。

また、FMP50/FMP20に搭載されている4系統のHDMI端子は、3,840×2,160pまでの信号出力が可能で、任意スケール/レイアウトでの複数台同期再生を実現。

さらに、3モデルとも「複数台監視制御ソフトウェア」や自動スケジュール再生にも対応。FMP50/FMP20は省電力化も行ない、サステナブルな運用をサポートする。

■スムーズな連続コンテンツ再生をサポート

Linux OSに加え、512 GB~4TBの大容量ストレージを搭載。4Kの高画質映像を最速300 Mbpsのスピードで高速伝送できる。

H.265およびH.264コーデックに対応しているほか、FMP50はHAPコーデックとの互換性も確保。NDI規格にも対応し、高精細映像や、音声信号についてもLANケーブル1本で伝送できる。

関連情報
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/projector/lineup/fmp50

構成/立原尚子

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