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一番美味しいのはどれ?全国の名産「いちご」を食べくらべ

2024.02.24

「とちあいか」VS「あまおう」ふるさと納税対決!

 2月18日、今度は福岡県太宰府市にふるさと納税した返礼品の「あまおう」が届いた。こちらももちろん2段重ねに非ず。納税額1万円で大粒中粒混淆32粒だ。市価3000円で32粒とすると1粒100円ほどとなり、ふるさと納税「とちあいか」の1.5倍強となる。スーパー購入の「あまおう」と「とちあいか」では経験上「あまおう」が格上だが、ふるさと納税返礼品ではいかがだろうか? 

 いちごの食べ頃が収穫後どのくらいかは知らないが到着日には3日の差があり、「あまおう」は3日分新鮮、逆に「とちあいか」は3日分熟成と推定される。いちごは常温で食べる方が甘いはずだが、「あまおう」は冷蔵便で届いた。そこで冷蔵庫内の「とちあいか」と同温度にすべく3時間ほど冷蔵庫に保管し、粒もほぼ同じ大きさを選んで食べ比べた。

左が「とちあいか」、右が「あまおう」。

「あまおう」の葉側は酸味が強く、甘さはあまり感じない。先端側では酸味は弱まるがさほど甘くもない。到着後4日目の「とちあいか」の味は到着日と変わらず、上品に甘い。果肉は新鮮な「あまおう」の方が柔らかく、熟成の「とちあいか」はシャキッとしている。僕は柔らかな「あまおう」の方が好みだ。

 甘さ:酸味で評すると、「あまおう」は甘:酸=4:6で、「とちあいか」は甘:酸=8:2。この印象は翌日に食べ比べても変わらなかった。とにかく今回の「とちあいか」は甘くて圧倒的に美味しい。一方の「あまおう」はスーパーの2段重ね500円級に比べて遥かに美味しいとは思えなかった。「あまおう」を到着3日目に食べると(「とちあいか」はもうない)、前日より酸味が弱まり甘くなり甘:酸=6:4、美味しくなった。とはいえ「とちあいか」に感じた上品さ、大袈裟にいえば高貴さはない。

以上はあくまでも僕の個人的な感想だが、一緒に食した妻も食感はシャキッとした「とちあいか」の方がいいという点を除き、僕に同感だった。

 味の好みは人それぞれだが、ふるさと納税の返礼品となるいちご(に限らないが)は、そのエリアでとれた極上品ではと思われる。たまにスーパーにある高級バージョンや、フルーツ専門店のいちごには手が出なくても、ふるさと納税なら推定極上品が実質ほぼ無料で手に入る。スーパーで手軽に買える品種をわざわざふるさと納税でとは思わないのが人情だろうが、ここはこの記事に騙されたと思ってトライしてみては? 僕は次回、栃木県いちごの代表品種「とちおとめ」にふるさと納税するつもりだ。

400円級で13粒入った「とちあいか」。全体に赤くて美味しそう。

 以上で原稿完成のつもりだったが、スーパーを覗いたら「とちあいか」が“ビックリ価格”、税込430円で売っていたので購入した。13粒入りでおよそ1粒30円となり、ふるさと納税「とちあいか」のほぼ半額だ。味は残念ながら、価格相応とでも言おうか。もちろん、ふるさと納税「あまおう」の方がずっと美味しい。いよいよ、ふるさと納税で極上品入手をお勧めしたい。

文/斎藤好一

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