少子化の影響で入学希望者数が大学の定員数を下回る「大学全入時代」に突入しつつある。一方、トップレベルの大学の競争は激しさを増しており、中学受験の段階から大学受験を見据えている人たちもいる。
そこでクロスウェブは、運営する習い事のメディア「EDUSEARCH」で、勉強を開始した時期や理由など、こどもの中学校受験についてのアンケート調査を実施したので、結果をお伝えしよう。
Q1 塾などの受験勉強をさせたのはいつですか?
大手塾の中学受験コースの多くは小学3年生の2月ごろから開講することもあり、小学3年生の終わりから4年生にかけて始める人が多いことがわかった。
受験勉強が本格化する5年生から始める人も多いので、こどものタイミングを見極めて中学受験対策をするのがよさそうだ。
Q2 中学受験をしよう(させよう)と考えたのはどなたですか?
中学受験をしよう(させよう)と考えたのはお母さんが最も多い結果に。また、小学生の子ども自ら受験を希望したという家庭も多いようであった。受験をしない小学生が遊んでいるのを横目に、受験勉強をするのは勇気がいることだろう。
Q3 受験をしよう(させよう)と決めた理由は何ですか?(複数回答可)
「中高一貫で大学受験に有利だと思うから」という回答が最も多かった。「中高一貫校が大学受験に有利」といわれている理由のひとつとして、大学入試対策を前提としたカリキュラムを組んでいることがあげられる。
私立中高一貫校では高2までに高校までの履修範囲を終え、高3の1年間を大学受験対策にあてる学校が多い傾向がある。ただ、中には学校の授業のスピードが早いのでついていけない生徒もいるようだ。