エミライは同社が展開するFIIO Electronicsの新製品として、USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ『KA17』を2024年2月23日より発売を開始する。
価格はオープン価格で想定実勢価格は約2万6400円(税込)。カラーはBlackとBlueをラインアップしている。主な特徴は以下のとおり。
スマホやタブレットで気軽にハイレゾ再生
KA17は、スマホ本体やタブレット、PCなどのBluetooth製品では真価を発揮することが難しいハイレゾデータ/ハイレゾストリーミング再生を、シンプルかつ高品位に提供するソリューションとして開発された。
バスパワー駆動ながら、PCM768kHz/32bit,DSD512/1bitまでレゾリューションに対応。3.5mmのステレオヘッドホンジャックだけでなく4.4mmバランス出力を装備している。
XMOS XU316レシーバーチップを採用、MQAのハードウェアデコードをサポートするほか、独立した給電用USBポートを搭載したことにより、最大650mW+650mWの出力が可能だ。
■低消費電力ながら高性能なESS製DACチップ「ES9069Q」を2基搭載
KA17 は、新しい ESS製フラグシップ2ch DAC ES9069Qを2基搭載。第4世代の32ビット“HyperStream”アーキテクチャにより、さらに高性能、低消費電力を実現しており、前世代よりもデジタルノイズが低減され、音源をより忠実に高音質で再現する。
■デスクトップモードを搭載、クラス最高峰650mWの高出力を実現
スティック型DACアンプにおいて、トップクラス 650mW+650mWの高出力を実現するデスクトップモードを搭載。デスクトップ用途など高インピーダンスのヘッドホンでも力強くドライブすることが可能になった。
THXのヘッドホンアンプAAA-78+に搭載された4つのオペアンプにより、同社では「最高峰の出力パワーによってサウンドを躍動的で、しかも繊細に表現しつくすことができます」と説明している。
■独立した給電用USB Type-Cの搭載により安定した省電力高出力再生を実現
KA17には2つのUSB Type-Cポートが搭載されている。スマートフォンやタブレット、PCなどの再生機器とのデータ通信や電源供給用のUSBポートに加え、側面にオレンジ色の電源供給用USBポートを搭載し、より高い電力出力を実現できる。
このUSBポートに外部電源を接続することにより、スマートフォンなどの再生機器のバッテリー消費を抑えることも可能だ。
緻密な電源回路設計によりハイパフォーマンス化を実現
KA17の内部電気設計は、回路ブロック毎の緻密なエンジニアリングにより、最適化された電源回路設計が施されている。
メインの電源ライン、DA変換ライン、デジタルプロセッシングラインの3ステージにわたり、10系統に分岐された電源設計を行うことで機器の性能を引き出し、最適なパフォーマンスを実現する。
■アナログ、デジタル回路を完全に切り離した基板構成による高音質設計
デジタル処理回路とアナログ回路を物理的に分離した基板構成を採用、それぞれに電磁シールドカバーを施し、相互の干渉を排除することにより、より高い精度を持った音声信号処理を実現しました。