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「ツイ廃」とは、SNSの「X」の名称がまだ「Twitter」だった頃に誕生したネットスラングの一つ。「ツイッター廃人」を略した言葉だ。「ツイッター」と「廃人」それぞれの意味は理解していても、「ツイ廃」の具体的な意味や、ツイ廃と呼ばれる人の特徴について、ピンとこない方も少なくないだろう。
そこで本記事では、ツイ廃の意味や使い方について例文を交えながら解説する。ツイ廃を卒業したいと考えている方は、「ツイ廃」を脱するための方法もチェックしよう。
ツイ廃とは
世界中のユーザーが利用するSNSの一つ、「Twitter」。現在は「X」という名称へ変更されている。
Xの名称が「Twitter」だった頃に誕生したネットスラングの一つが「ツイ廃」だ。ツイ廃とは、Twitterの利用頻度が異常に高く、まるで廃人のようにTwitterに依存しているユーザーのこと。基本的にはネガティブな意味で使われることが多い。なお、「ツイ廃」と似たような言葉として、ネットゲームに依存しすぎる人を指した「ネトゲ廃人」という言葉も存在する。
どこからツイ廃と呼ばれるのか
日常に支障をきたすほどX(旧Twitter)を頻繁に利用している人は「ツイ廃」と呼べるだろう。
【例】
・アプリをなかなか閉じられずに、外出や家事が遅れる
・お風呂のお湯を沸かしたのに、投稿やタイムラインのチェックに夢中になっている間にお湯が冷めてしまう
・大切なメッセージの返信が遅れる
・X(旧Twitter)に夢中で、身近な人とのコミュニケーションが疎かになる
・周りの状況が見えなくなる など
一見すると些細なことに思われるかもしれないが、これらが積み重なった場合、オフラインで付き合いのある人との関係性に溝が生じるリスクもある。
ツイ廃を英語にすると?
X(旧Twitter)は中毒性が高いSNSであり、「ツイ廃」に該当するユーザーは世界中に存在している。「ツイ廃」を英語で表したい場合は、「依存者」「中毒者」「熱中している人」などの意味を持つ“addict”を使うのが便利だ。
【例文】
・I am a Twitter addict.(私はツイ廃です)
・I am addicted to Twitter.(私はTwitterに依存しています)
「Twitter」を「X」に置き換えると現在でも違和感なく使用できる。
ツイ廃の大まかな特徴
次に、「ツイ廃」と呼ばれるユーザーに見られる3つの特徴を紹介する。自身にあてはまる点がないかチェックしてみてほしい。
頻繁にX(旧Twitter)を開きポストする
ツイ廃と呼ばれるユーザーは、事あるごとにX(旧Twitter)を開き、今思っていることをそのままポストする傾向にある。例えば「これはやばい」「むり」「泣きそう」「嬉しすぎる」など、文章として投稿せずに感情や頭に浮かんだ単語をそのままポストするイメージだ。また、「〇〇に行ってくる」「〇〇に着いた」「今〇〇してる」など実況するかのように、頻繁に自身の状況をポストすることも多い。
常にポストに対する反応がないと不安になる
ツイ廃は、自分のポストに対してユーザーの反応が薄い場合に、ひどく不安になったり感情的になったりすることがある。ポストに反応がないことで、満足な反応をもらえるまで頻繁にポストをしてしまう場合は、ツイ廃である可能性が高いかもしれない。
複数のアカウントを持っている
Twitterは1日あたりのフォロー数やポスト数に上限が設けられており、超過すると制限の解除までアクションができなくなる。このような制限を回避するために、ツイ廃は「愚痴の吐き出し用」「リアル用」「ゲーム友だち用」「オタ活用」など、複数のアカウントを使い分けていることも多い。
ツイ廃をやめたい場合の対処法
Twitterをやめたいのにやめられない、まさに依存症のような状態で悩んでいる方も多いのではないだろうか。最後に、ツイ廃から脱するための対処法3つを紹介する。
スケジュールを詰め込む
休日には、スマホを触らずに楽しめる予定を詰め込んでみよう。これにより、必然的にTwitterを開く余裕がなくなり、なおかつ充実感も得られる。
外出先を考える時は、カフェなどTwitterをゆっくり閲覧できる空間は避け、社会人サークルや、ウインドウショッピングなど、スマホ以外のことに目や手を使わなければならない環境へ身をおくのがおすすめだ。
X(旧Twitter)以外のアプリを見つける
X(旧Twitter)に割く時間を、別のアプリに分散する方法も効果的。ほかのSNSを使ってみるほか、シンプルなパズルゲームなどを楽しんでみるのもおすすめだ。ここでは「別のSNSが不便だから」「別のアプリゲームがつまらないから」といって、安易にTwitterへ戻らないことが重要。まずはTwitterの代わりに時間を潰せそうなアプリを探してみよう。
アプリもしくはアカウントを削除する
荒療治ではあるが、最後の手段としてアカウント自体を削除し、強制的にタイムラインをチェックできない状況を作るのもおすすめ。慣れるまでのもどかしさを耐え抜けば、意外とX(旧Twitter)がなくても生きていけることに気が付くかもしれない。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部