児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークの整備を軸とした教育のICT化「GIGA スクール 構想」が推進されている現在、子育て世帯のインターネット利用はどのような状況にあるのだろうか。
BIGLOBEは、全国の20代から50代で子ども(未就学児~高校生)がいる男女500人を対象に「ファミリー層のインターネット利用に関する意識調査」を実施したので、結果をお伝えしよう。
「学校支給の端末の所有」低学年3割、高学年では約4割!学校、習い事「連絡は専用のスマホアプリ」5割強
全国の20代から50代で子ども(未就学児~高校生)がいる男女500人のうち、小学生の子どもがいる人を対象に「小学生の子どもが所有している端末(子ども専用のもの)について」質問したところ、「スマートフォン」は小学校低学年(1~3年生)では29.1%、小学校高学年(4~6年生)では52.9%という結果に。
「学校支給の端末(タブレット、ノートPCなど)」は低学年(34%)、高学年(39.5%)、「(インターネットに繋がる)ゲーム機」は低学年(27.2%)、高学年(37%)なども、高学年になると増加がみられた。
一方、「キッズ携帯」は低学年(22.3%)、高学年(17.6%)、「GPS」は低学年(19.4%)、高学年(11.8%)と、高学年になると減少。
「所有していない」という回答は、低学年では28.2%だったが、高学年では9.2%となり、小学校高学年では9割が子ども専用の端末を所有していることが明らかとなった。
全国の20代から50代で子ども(未就学児~高校生)がいる男女500人のうち、幼稚園・保育園や学校(小中高)に通っている子どもがいる443人に「幼稚園・保育園や学校(小中高)、習い事で導入が必須のスマホアプリ(学校からの通知や出欠連絡などに利用)があるか」を質問すると、53.3%が「ある」と回答。20代では6割強となった。
さらに、導入が必須と回答した236人に、学校や習い事に関するスマホアプリについて聞くと「通知をすぐに確認でき便利」(93.6%)、「隙間時間に利用でき便利」(89.4%)、「子どもを経由しての紙のやりとりは心配なので助かる」(88.1%)、「アナログな手段より良い」(87.3%)と満足度が高いことが明らかに。