楽天グループが物件オーナーとなった最初の施設「Rakuten STAY VILLA 富士山中湖」
最近では楽天グループが物件オーナーとなっている施設が多いようですが、いかがでしょうか?
伊藤: 「Rakuten STAY」において、楽天グループが初めて物件オーナーとして運営に携わった施設は、2020 年 7 月にオープンした「Rakuten STAY VILLA 富士山中湖」です。この辺りから、グループとしてのシナジーをより発揮していくために「楽天グループの様々なサービスやコンテンツを体験できる」というコンセプトを、「Rakuten STAY」の提供価値の 1 つとして打ち出していきました。その一環として、「楽天市場」で人気が高い家電製品やヘアケア用品を設置し、プライベートな空間でじっくりとそれらの使い心地を試して頂けるようにしましたが、12 月にオープンした「Rakuten STAYVILLA 日光」をはじめとする昨年オープンした多くの施設や今回の「Rakuten STAY FUJIMI TERRACE 箱根芦ノ湖」においても、「楽天市場」の人気商品を体験できる機会を提供しています。
「Rakuten STAY VILLA 富士山中湖」は小学館@DIME の愛犬と行くクルマ旅企画でも紹介した施設で、都心から車で約 2 時間、山中湖IC から約 10 分の、逆さ富士の鑑賞、撮影スポットでもある平野の浜からサイクリングロードを挟んで徒歩 2 分の好立地にある、全 5 棟の独立型ヴィラを擁したリゾート感あふれる宿泊施設だが、2020 年と言えばコロナ禍の真っただ中であった。
スマートロックによる入室システムやタブレット端末を用いた無人チェックイン・チェックアウトを採用
しかし、施設内には楽天コミュニケーションズ(株)が提供する「あんしんステイ IoT」及び「スマートロック」を導入(現在は、楽天ステイに事業移管)。管理棟に設置したタブレット端末経由で無人チェックイン・チェックアウトが行え、電気錠システムを使って部屋の入室ができるなど、コロナ禍でも人との接触を抑えることが可能な施設でもあったのだ。さらに、客室内にあるアイテムを使ってみて気に入れば、「楽天市場」からその場で購入(二次元 コードなどで)できる体験が可能なのも、「Rakuten STAY」の大きな特徴となる。