3.心を解きほぐす“香り”アイテムも。「重炭酸入浴剤」
BARTH「中性重炭酸入浴料BEAUTY 30回分」7,590円(税込)。
身体を動かした後、質の高い「入浴」で疲れを取りたいという消費者のニーズに合わせ、各メーカーが新しい「重炭酸入浴剤」を発売しているのも見逃せない。
重炭酸入浴剤ブームの火付け役であるBARTH(バース)からは、2023月11月、美容に特化した「中性重炭酸入浴料BEAUTY」が登場。重炭酸の温浴効果はそのままに、ヒアルロン酸やコラーゲンを配合することで肌の保湿もできる入浴剤だ。
BARTHを手がけるアース製薬の担当者は、「従来品の購入層は30?40代女性が多いが、新商品は20代もターゲットとし、幅広い顧客へと訴求したい」と話す。
SUNCA 「入浴剤 繭のなか12錠(医薬部外品)」3,080円(税込)、「入浴剤 月のかさ12錠(医薬部外品)」3,080円(税込)
アイメイクブランド「Love Liner(ラブ・ライナー)」などのヒットコスメを販売するmshは、新ブランド「SUNCA(スンカ)」を立ち上げ、香り付き重炭酸タイプの薬用入浴剤を2023年12月に発売した。
感性デザインのプロフェッショナル集団「KANSEI Design Limited社」とのコラボレーションで、科学的に導いた「無になる香り」が特徴の重炭酸入浴剤となっている。
身体を整えるとともに心が満たされ、豊かな生活を送るサポートをしてくれる、ロフトの多彩なウェルネスグッズ。以前から発売されているアイテムと比較すると、消費者が使っていて心地良さを感じるものへと進化しているように感じた。
また、ウェルネスグッズは性別や年齢を問わず利用できるものが多く、「贈り物」としての需要が高いことも売上拡大に繋がっている一つの理由だろう。自分が使ってよかったものを相手にも贈りたい――そんな気持ちを想起させる商品が、今後も支持されると予測できる。
取材・文/小浜みゆ