世界的に広がり、日本でも身近な言葉として浸透し始めている「ウエルネス」。生活雑貨を販売する「ロフト」ではウェルネスカテゴリーの2024年1月の売上が前年同月比で120%伸長し、心身ともに毎日健康でいるためのアイテムに対して消費者の需要が高まっていることがわかる。
具体的にはどのようなアイテムがトレンドなのか、株式会社ロフト 商品本部 健康雑貨部 バイヤーの廣末将太さんに伺った。
1.身体の内側からケアする「インナービューティー」
ロフトの商品本部 健康雑貨部 バイヤーの廣末将太さん。
ロフトでは2023年まで毎年1月から「ロフトレ」としてトレーニングに焦点を当てた企画を開催していたが、今年は「ロフト ウエルネス&ビューティー 2024」に名称を変更。
「トレーニング以外にもボディケア、ウェア、スリープなど美と健康を目指すウェルネスグッズに対してのお客様の反応がよかったので、名称を変更しました。
近年は身体をただ動かすのではなく、みなさん身体のケアや、どう美しくあるか、といった点を重要視するように思いますね」と廣末さんは話す。
ファンファレ「risou no Coffee 14袋入り」 2,592円(税込)
まず注目したいトレンドはインナービューティーのアイテム。身体の内側からケアをするドリンクが数多く登場しており、特に「機能性表示食品」としてその機能性をアピールする商品を、ロフトとしても注目している。
例えば「risou no Coffee」は葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)が含まれ、脂肪を減らす手助けをしてくれる機能性表示食品だ。
実際に飲んでみると苦みが少なく、スッキリとした続けやすい味。機能性表示食品のため「減量するコーヒー」と大きく表記できる強みもある。今までECのみの販売だったが、メーカーは「ロフトで気軽に手に取って試して欲しい」と期待を寄せている。
日本限定発売のSHAKE BABY「パウチ ミルクティー味 40g」540円(税込)。
ロフトでは韓国コスメが人気だが、そのトレンドはウェルネスにも広がっている。現在、韓国ではパウチ型で気軽に飲めるプロテインが流行っており、ロフトでも多彩なメーカーやフレーバーを展開。
「SHAKE BABY」は韓国でも大人気のプロテインブランドで、2024年1月には日本限定フレーバーをロフト先行で販売した。
水や牛乳などをパウチに直接入れて振るだけで飲めるため、外出先や会社でも飲めたり、シェイカーを洗わなくて済んだりと、その利便性が人気を後押ししている。