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auの料金プラン「povo2.0」でiPhoneは使える?基本料金ほぼ0円から利用できるデータ通信サービスの設定手順と注意点

2024.02.13

スマートフォンを使うためのデータ通信プランは、月々○○GBのデータ通信が使えて○○円、データ通信無制限で○○円といった形態が一般的。ひと月に使用するデータ通信量を逆算し、最適なプランを契約するために、いろいろと調べているという人も多いはずです。

そんな中、一風変わった料金形態でデータ通信サービスを提供しているのが、KDDIの「povo2.0」です。本記事では、そんなpovo2.0の特徴や契約方法について紹介していきます。

iPhoneでも基本0円で使える! au(KDDI)の「povo」ってどんなプラン?

povo2.0の最たる特徴は、基本料金が0円である点です。回線を維持するだけであれば、ほぼ0円で持つことができます。

0円の状態でも送受信最大128kbpsでのデータ通信や、電話の受発信が可能。ただし、国内通話(発信)は22円/30秒、国内SMS送信は3.3円/通(70字まで)の料金が発生します。

高速のデータ通信を利用する場合は、適宜「トッピング」を購入します。トッピングは、1GB(7日間)が390円/回、20GB(30日間)が2700円/回といったように、自分が使用するデータ通信料に応じて選ぶことができます。また、執筆時点(2024年1月)では、通話かけ放題や、DAZN使い放題といったトッピングも用意されています。

なお、180日間以上有料トッピングの購入などをしない場合は、利用停止、契約解除となる可能性があります。永年無料というわけではなく、およそ半年に一度はトッピングを購入する必要がありますが、トッピングは数百円のものから用意されているので、格安で維持できる料金プランであることは間違いありません。

【参照】povo2.0料金プラン詳細

auユーザーならpovoへの乗り換え、プラン変更が簡単

povo2.0は、auと同じく、KDDIが提供する料金プランです。そのため、auからpovo2.0への乗り換えは、au ID認証とpovo2.0のアカウント作成、契約手続き、SIM開通手続きといった、少ない作業で済むのが魅力となっています。

一方で、同じくKDDIが提供しているUQ mobileからpovo2.0へと乗り換える際は、他キャリアからのMNPと同様の手続きが必要になります。

【参照】povo ご利用手続き

au(KDDI)のpovoには家族割はある?

auやUQ mobileでは、月々の通信料金に割引が適用できるオプションが用意されていますが、povo2.0には家族割オプションが用意されていません。基本料金が0円のプランなので、ある意味当然といえます。

また、auやUQ mobileで用意されている家族割オプションで、1回線分としてカウントすることもできない点には注意が必要です。

auのpovoは上級者向けのプラン? デメリットはある?

自分で使用する分のデータ通信量を、トッピングという形で適宜購入するという性質、povo2.0を有効活用するためには、ある程度自分がどれくらいのデータ通信を使うのかを把握する必要があります。無制限プランといった大容量プランと比較すると、使い方に工夫が必要になりますが、MVNOなどで小容量プランを契約している人であれば、あまり困ることはないでしょう。

また、メイン回線は別の通信キャリアで大容量プランの契約をし、緊急時用のサブ回線としてpovo2.0の契約をするのもありでしょう。家族割といった割引オプションがないとはいえ、基本料金が0円の格安プランなので、多くの人におすすめです。

au(KDDI)のpovoの申し込み方法

では、povo2.0へ申し込む手順をチェックしていきましょう。今回は、サブ回線として契約する人におすすめの、新規契約の手順をチェックしていきます。

povo2.0の契約手順は、大きく分けると3ステップ。「メールアドレスの確認」「本人確認、情報入力」「SIM開通手続き」となります。なお、他社からの乗り換えの場合は、ここに「MNP予約番号の取得」という手順が加わると覚えておきましょう。

手続きの前には、本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)、クレジットカード情報、povo2.0で使用する端末を用意しておくと、手続きがスムーズに行えます。また、povo2.0の契約はアプリから行うので、先にスマートフォン向けアプリをインストールしておきましょう。ここからは、実際にアプリの画面を見ながら、手続き方法を紹介していきます。

1.povo2.0アプリを開き、「初めての方はこちら」をタップ。プランの紹介ページが開くので、下部の「次へ」に進みます。紹介コードやキャンペーンコード、エントリーコードを持っている人は、ここで入力しておきましょう。

2.povo2.0で使うメールアドレスを入力し、「次へ」をタップ。確認コードがメールで届くので、入力して「次へ」に進みます。

3.契約するSIMの形状や、契約タイプを選択して「次へ」。申し込み内容を確認し、チェックを付けたら、「この内容で申し込む」に進みます。

4.画面の指示に従って、クレジットカードの情報を入力します。その後、povo2.0アプリを開きなおし、先ほど設定したメールアドレスを使ってログインします。

5.「次へ進む」をタップし、画面の案内に従って本人確認書類を提出すれば、手続きが完了します。

6.問題なく手続きが完了したら、eSIMの登録、もしくは後日郵送されたSIMカードの設定をすることで、povo2.0が利用できるようになります。

【参照】povo2.0 ご利用手続き

au(KDDI)のpovoは直接端末の購入ができない? スマートフォンはどこから買えばいい?

povo2.0を契約する前に押さえておきたいのが、povo2.0から直接端末の購入ができないという点。povo2.0回線を使用するためには、これまで自分が使用していたものをそのまま使ったり、別途SIMフリースマートフォンを購入する必要があります。

SIMフリースマートフォンは、メーカーの直販サイトや、AmazonといったECサイトで購入できるのに加え、各通信キャリアの取り扱い端末も、回線契約なしで購入できるようになっています。

povoへの乗り換え前に対応機種を要チェック! iPhone 7やiPhone 12も使える?

今使っているスマートフォン、もしくはこれから購入したいと考えているスマートフォンがある場合は、事前にpovo2.0公式サイト(下記サイト)で紹介されている、対応機種・端末を確認しておきましょう。

povoでは、iPhone 6sシリーズ以降の機種を使用可能です。

  • iPhone 14シリーズ
  • iPhone 13シリーズ
  • iPhone 12シリーズ
  • iPhone 11シリーズ
  • iPhone SE(第1〜3世代)
  • iPhone Xシリーズ
  • iPhone 8シリーズ
  • iPhone 7シリーズ
  • iPhone 6sシリーズ

iPhone 6までのシリーズはpovo非対応なので、povoを契約したい場合は機種変更する必要があります。

対応していないスマートフォンを使用する場合、データ通信ができない、電話ができないといった可能性も考えられるので、事前にしっかりとチェックしておくのがおすすめです。

【参照】povo2.0 対応機種・端末

※データは2024年1月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/F.さとう

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