Rov-Funは、アメリカのBlueRoboticsが開発した小型無人ボート「BlueBoat」の専用ケース、バッテリー、充電器を含む技適認証済みフルセットの販売を開始した。
1つのバッテリーで9時間稼働、30km移動が可能!自動航行も標準装備した拡張性の高い小型無人ボート
本製品は、水上調査やロボット工学システムの開発に最適なプラットフォームであり、拡張性の高さが特徴だ。技適認証を受けており、日本の法規制を満たした安全な製品として、さまざまな業界での活用が期待される。
BlueBoatは最高クラスの持続力を持っており、最大サポート可能なバッテリーを搭載すると、連続して60時間以上動作する。1つのバッテリーだけでも9時間以上稼働し、30 km以上の距離を移動が可能だ。
またBlueBoatには、ナビゲーターフライトコントローラー、GPS、そしてArduRover制御ファームウェアが含まれており、高度な自動航行が可能。
初めから使える状態で、GPSウェイポイントを使った精密なナビゲーション、特定の位置での静止、フォローミー操作、ジオフェンシング、送信機の信号喪失時の自動帰還などが実行できる。
さらに、ドラッグアンドドロップでミッションを計画する機能により、複雑なミッションもわずか数分で簡単に設計が可能。
もし手動操作をする場合や自動航行のミッションの修了時は、ジョイスティックコントローラーを使ってマニュアルで操縦することもできる。
専用ケースは、BlueBoatを折りたたんでピッタリ収めることができ、専用の緩衝材で保護されているため、安全に携帯することが可能だ。
通常の箱や段ボールでは不便な大きさの機体も、このケースなら問題なく持ち運べる。
Rov-Funでは、「BlueBoat」の販売のみならず、専門的なサポートやアフターサービスも提供。購入前の相談から、導入後の技術サポートまで、ユーザーを全面的にサポートする体制を整えている。また、各種機器の搭載などカスタマイズをした機体開発にも対応する。
教育制度の充実しており、使い方はもちろん、操縦方法や日々のメンテナンス方法も講習で対応しているのも魅力。
株式会社チック 代表 石田一浩 コメント
これまでいくつかのボート開発や自作ボートを運用してきました。これまでBlueROV2に搭載されているスラスターを代用していたのですが、水面にある水草やゴミが絡まり運航ができなくなる現象がありました。「BlueBoat」はウィードレスプロペラを使うことでそれらが改善されています。
製品概要
パフォーマンス
耐久性 @ 1 m/s (~30 W)、ペイロードなし:
2 バッテリー (532 Wh、2.4 kg):18時間(65km)
4 バッテリー (1064 Wh、4.7 kg):36時間(130km)
6 バッテリー (1596 Wh、7.0 kg):50時間(180km)
8 バッテリー (2128 Wh、9.3 kg):62時間(220km)
ソーラーパワー(ユーザー装備):不定
最大速度 (バッテリー 2 個、ペイロードなし):3メートル/秒
最大静推力:8.2kgf
定格温度 (空気):-25~40℃
定格温度 (水):0~40℃
操舵:スキッドステアリング
寸法(長さ×幅×高さ):120 x 93 x 46 cm (展開時)、120 x 71 x 24 cm (折りたたみ時)、120 x 46 x 20 cm (パッケージ時)
重量(バッテリーまたはペイロードなし):14.5キロ
フリーボード (バッテリー 2 個、ペイロードなし):160mm
最大ドラフト (最大ペイロード):320mm
推進:2 x M200 モーター、ウィードレス プロペラ付き
プロペラ径:112mm
航海灯:5V 2W LED、ホワイト オールラウンド、PWM プログラム可能な点滅
ペイロードと拡張機能
ペイロード容量 (バッテリー + ペイロード):15キロ
ペイロードパワー:バッテリー電圧 @ 60 A (直接接続)、バッテリー電圧 @ 10 A (ヒューズボード)、5V 補助 @ 5 A (ヒューズボード)
ペネトレーターホール (右舷ハッチリッド):4 x M10、2 x M14、さらにドリルする領域
利用可能なポートとインターフェース:3 x シリアル UART、イーサネット ( Blue Robotics イーサネット スイッチが必要)、2 x USB 2.0、2 x USB 3.0、1 x 16 ビット ADC (3.3 V)、1 x 16 ビット ADC (6.6 V)
関連情報
https://www.rov-fun.com/blueboat/
構成/Ara