OMデジタルソリューションズは、「マイクロフォーサーズシステム規格」準拠のミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-1 Mark II」を2月23日に発売する。価格はオープン。
OM SYSTEM STOREでの販売価格はボディー単体の「OM SYSTEM OM-1 Mark II ボディー」が305,800円、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」を同梱した「OM SYSTEM OM-1 Mark II 12-40mm F2.8 PRO IIレンズキット」が377,300円。
「OM SYSTEM OM-1 Mark II」は、OM SYSTEMブランドの新たなフラッグシップモデル。最大の注目ポイントは、ハーフNDフィルター効果をコンピュテーショナルフォトグラフィ機能で再現した「ライブGND(グラデーションND)」機能を初搭載したところ。
また、ハードなアウトドアユースでも安心の防塵・防滴設計、-10℃の耐低温性を備えた高い信頼性のボディーに、有効画素数2037万画素裏面照射積層型Live MOSセンサーと最新の画像処理エンジン「TruePic X(トゥルーピック エックス)」、最大8.5 段の効果を持つボディー内5軸手ぶれ補正を搭載するなどし、フラッグシップモデルに相応しい製品に仕上がっている。
裏面照射積層型Live MOSセンサーと画像処理エンジン「TruePic X」が生む高画質
有効画素数2037万画素裏面照射積層型Live MOSセンサーと最新の画像処理エンジン「TruePic X」を搭載し、定評ある高解像レンズ「M.ZUIKO DIGITAL」との組み合わせにより、センサーサイズの常識を覆すOM SYSTEMカメラ史上最高の高画質が得られるという。
また、強力なボディー内5軸手ぶれ補正を備え、補正効果はボディー単体で最大8.5段に向上。「5軸シンクロ手ぶれ補正」でも最大8.5段を実現している。
↑有効画素数2037万画素裏面照射積層型Live MOSセンサー、 画像処理エンジン「TruePic X」、高性能レンズ群の組み合わせで高画質を実現
ハーフNDフィルターの効果をGND段数、タイプを確認しながら操れる「ライブGND」機能
明暗部をコントロールして、印象的な作品に変えるハーフNDフィルターの撮影効果をコンピュテーショナルフォトグラフィにより再現した「ライブGND(グラデーションND)」機能を新搭載。
同機能では、フィルター段数(GND2、GND4、GND8)、フィルタータイプ(Soft、Medium、Hard)を、EVFもしくは背面モニターを見ながらリアルタイムに確認できるので、効果がかかる位置や角度を調整することができる。
また、好評の「ライブND」では、段数の上限がND64相当からND128相当に拡大され、より大きな段数が必要なシーンにも対応可能となった。
さらに、複数枚の画像を合成、ISO感度約2段分のノイズを低減しながらセンサーサイズを超えた高解像画像を生成する約5000万画素の「手持ちハイレゾショット」、同じく約8000万画素の「三脚ハイレゾショット」を備え、それぞれハイレゾショット時のRAWは14ビットでの記録が可能だ。
このほか、明るく変化した部分のみを比較明合成する「ライブコンポジット」、被写界深度をコントロールできる「深度合成」といった便利なコンピュテーショナルフォトグラフィ機能も備え、さまざまな撮影シーンに対応する。
↑夕焼けのように輝度差の大きなシーンで表現の幅を広げる「ライブGND」(右効果ON)