高校での金融教育の義務化や将来への貯蓄不安が原因か
2024年1月から新しいNISA制度が開始されたことに伴い、ソニー銀行では過去年のNISA口座開設数を集計。その結果、 18歳から24歳の口座開設数が2022年の1年間と比較して、 2023年10月末までの時点で約2.7倍に急増していたことが判明した。
同銀行では要因として、2022年からNISA口座開設が新たに可能になった18〜19歳の開設数増加が影響していると分析している。
■口座開設時の18〜24歳の割合は17%
また、2022/11/1~2023/10/31におけるNISA口座開設時の年齢層の割合を見ると、若年層である18〜24歳の割合は17%で、ひとつ上の年代である25〜34歳より多くを占めている。
これらのデータから、若者のNISA利用および資産形成への意欲が加速していることが推察されるとともに、その背景には将来への貯蓄不安だけでなく、2022年に行われた成人年齢の引き下げや、高校での金融教育義務化などがあると考えられる。