フワフワの雪も走ってみた
一通り走った後でやってきたのは、除雪が一切されていないフワフワの雪道です。その深さはハンターカブがスタンドなしで自立できちゃうほど!
U字の形に足で雪を踏み固めれば、即席のUターンコースが完成しました。
これだけフワフワなら転倒も怖くありません。みんな果敢にトライをするのですが…一度雪にタイヤを取られるとあっという間にスタックをして進めなくなってしまいました。
ベテラン勢はアクセルを回しながらウィリーの要領で少しずつ軌道修正。日頃のツーリングとは違い、これはもはや全身運動です。
「ゼェゼェ…フゥゥ……」と息を切らし、汗だくになりながらもアクセルをひねりながら、まるで子供に戻ったかのように無邪気にはしゃいだひと時でした。
雪道の走行は難しい!
半日ほどを雪道で過ごして「少しは慣れたかな?」と思いつつも、やっぱり筆者の感想は「普段のツーリングの100倍ぐらい難しい!」
滑るタイミングやハンドルのブレは予測不能、神田編集長曰く「経験値で走っています」というテクニカル度合い、そして何より準備の大変さ…!
どこをとってもハードルが高いのですが、走行中はアドレナリンがドバドバと出て、まったくうまく走れないのにテンションは上がるという不思議な体験ができました。
もしもこの記事を読んでトライしてみたくなった読者さんがいるならば、タイヤと積載用の車、そして転倒してもケガをしないだけのプロテクター類を用意した上で、必ず複数人で出かけてくださいね。
それでは、私は非凍結道でのツーリング生活に戻ります。次回の冬はもっとうまく走れるよう、今年はたくさん林道に行くぞ~っ!
文/高木はるか
アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。
高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com
編集/inox.