Boxが没入型のコンテンツ体験を提供するApple Vision Pro向けのアプリ「Box for Apple Vision Pro」を提供開始

Boxは、Apple Vision Pro向けの新しいBoxアプリ「Box for Apple Vision Pro」の提供を開始した。同アプリは、すべてのBoxユーザーがvisionOSのApp Storeから無料で利用することができる。

Boxのプレビュー内で空間オーディオを備えた画像や動画を表示できる！

「Box for Apple Vision Pro」は、空間コンピューティングの利点を活かして設計されたApple Vision Pro向けのBoxアプリ。Boxのプレビュー内で空間オーディオを備えた画像や動画を表示するができるほか、3Dオブジェクトを現実の空間に配置して作業内容をリアルに表現することができる。

また、Siriの音声入力技術を活用して、直感的な目や手のジェスチャーでBox アプリを操作しながら、コンテンツを実際に操作してわかりやすく視覚化することが可能。さらにvisionOSのマルチタスク機能を活用し、Boxとほかのアプリケーションを画面上に並べて開くことで、生産性や集中力を妨げることなく、複数の情報源から重要な情報にアクセスすることができる。

このほか、Boxのすべてのファイルを検索、閲覧、プレビューの操作をシームレスに実行でき、コンテンツをアクセス可能なコレクションに簡単に整理することで生産性を向上させることができる。

これらの機能により、建設会社では、Boxに保存されている設計図や進捗画像を開き、異なるプロジェクト関係者と一緒に仮想の現場を訪れ、場所を問わずインタラクティブなコラボレーションを実現できる。

小売業では、Box上で店舗のディスプレイウィンドウのデザイン提案書を探索することができるので、これにより、顧客にどのような印象や感じ方を与えるかを確認し、より魅力的かつ効果的なディスプレイデザインを作成することが可能。

製造業では、Box内の3D製品レンダリングを、作業場のフロアのような没入感のある実物大の環境で確認することができ、ズームインやズームアウトの機能によって細部をより鮮明に見ることで作業を加速させることができる。

そして、エンターテイメント企業は、Boxに保存されたビデオファイルに没入することで、映像やアニメーション、視覚効果をより一貫性のある魅力的な作品に仕上げるために分析することができ、高等教育機関は、Boxファイルにある複雑な概念の3Dモデルを使用して、学部研究員や学生を仮想学習体験に参加させることができる。

関連情報
https://www.box.com/ja-jp/home

構成／立原尚子