京都3軒と海外4ヶ国にスペシャルティコーヒーショップ「Kurasu」を展開するKurasuは、「持続可能なコーヒーの未来」をコンセプトとする新業態のスペシャルティコーヒーショップ「2050 COFFEE(ニセンゴジュウ コーヒー)」を京都市中京区の新京極通りにグランドオープンした。
コーヒー屋Kurasuが新業態で持続可能なコーヒーの未来を目指す
2050年までにコーヒーの需要と供給のバランスが崩れ、今のような価格でコーヒーを楽しむことができなくなってしまう「コーヒーの2050年問題」。
コーヒーの2050年問題の要因は「地球温暖化」による環境要因と、「世界でのコーヒー消費量の増加」の人的要因の2点。コーヒーの2050年問題を解決するには、コーヒーの生産を増やし、適切な価格でコーヒー農家からコーヒー豆を買うことが急務だ。
今回グランドオープンする「2050 COFFEE」は、スペシャルティコーヒーを手軽に楽しめる体験を提供し、コーヒーの2050年問題について知ってもらうことで良いコーヒーの未来を実現することを目指している。
利用者は、注ぎ口の下にカップを置くと約10秒でコーヒーが注がれるタップコーヒーや、全自動のエスプレッソマシーンを使い、効率的かつ一貫性のあるクオリティでドリンクを楽しめる。
こうした「2050 COFFEE」のドリンク提供スタイルは、2023年10月のプレオープン以降、Instagramのリール動画で総再生回数450万PVも再生されるなど世界中から注目を集めている。
同社は、コーヒーを淹れる作業ひとつにも技術や心遣いを惜しまない、日本のコーヒー文化を世界に広めることを目指した。
今回新たにグランドオープンする「2050 COFFEE」では、あえて手軽で効率的なワークフローで提供することで、スペシャルティコーヒーを飲んでもらうきっかけを提供したいと考えているとのこと。
新たなコーヒーのファンを獲得し、より多くの人がスペシャルティコーヒーを消費することで生産地を助け、よりよいコーヒーの未来を築くことを目指す。
「2050 COFFEE」の空間デザインは、西永 竜也氏がSUPPOSE DESIGN OFFICEを経て2021年に設立した「あるべき場所にあるべき様子である事」をコンセプトとする「TEKI DESIGN」が設計し、施工は「株式会社セットアップ」が担当した。
店内は近未来的な印象を与えるシルバー調で統一され、2階の飲食スペースはガラスも組み合わされることで「未来のコーヒー体験」を演出している。
一方で壁に据え付けられたベンチは座面が膝までと広く取られており、ゆったりと座ってコーヒーを楽しむことが可能だ。
「2050 COFFEE」ではタップマシーンで注ぐ5種類のドリップコーヒー(シングルオリジン/ブレンド)、ラテおよびエスプレッソ、その他コーヒー豆からできた紅茶のようなドリンク=カスカラコーヒーチェリーティー、焼き菓子など、さまざまなメニューを提供。
今後はコーヒー豆、マグカップ、タンブラー、Tシャツなどのオリジナルグッズも販売していくとのこと。
店舗概要
店舗名:2050 COFFEE(ニセンゴジュウ コーヒー)
住所:〒604-8035 京都府京都市中京区桜之町402(新京極MOVIX向かい)
グランドオープン日:2024年2月5日(月)
営業時間:月~金 8:00~19:00、土日祝 8:00~20:00
営業日:不定休(公式SNSにてお知らせいたします)
店舗面積:全体 86.18 m2(1F~42.52 m2、2F~ 43.66 m2)
店内席数:カウンター5席、ベンチ 12人掛け
関連情報
https://2050.coffee/
構成/Ara