OMデジタルソリューションズは、「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠した超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS」を3月に発売する。希望小売価格は550,000円。
IPX1相当の防滴性能・防塵を備え、レンズ内手ぶれ補正機構も搭載!
「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS」は、レンズ単体で最大1,200mm相当(※1)、別売の2倍テレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20」との組み合わせで最大2,400mm相当(※1)の焦点距離をカバーする超望遠ズームレンズ。
これにより、圧倒的な超望遠撮影が可能になり、近づくことが困難な野鳥や動物、昆虫などを狙ったネイチャーフィールドでの撮影に大きく貢献。また、全域でクリアかつ高い解像感が得られる4倍の幅広いズーム域は画角調整による撮影現場での構図づくりにも大いに役立つ。
さらに、レンズ内手ぶれ補正機構を搭載し、カメラのボディー内手ぶれ補正と協調する「5軸シンクロ手ぶれ補正」を有効にすれば最大7段(※2)、レンズ単体では最大6段(※3)の手ぶれ補正を実現。
手ぶれが発生しやすい超望遠撮影、薄暗い時間帯での長秒時撮影でも安定した手持ち撮影が可能となり、三脚を持たずに軽いフットワークでネイチャーフィールドでの撮影に集中することができる。
加えて、IPX1相当の防滴性能・防塵に配慮した設計により、雨の中や水しぶきのかかるシチュエーションでも安心して使用することが可能。
しかも、最前面のレンズにはフッ素コーティングが施されているので、雨粒、ごみ、ホコリなどの汚れがついた場合でも軽いふき取りで除去することができ、すぐに撮影を再開できる。
このほか、快適な撮影をサポートする操作性も特徴で、ズームリングのトルクは「ズームトルク/ロックスイッチ」により、S(Smooth)と T(Tight)の 2 段階に設定ができ、撮影シーンに合わせた調整が可能。
ワイド端で固定するためのL(Lock)も選択できほか、ズームリング操作に加えて、素早いズーミングが可能な直進ズーム操作にも対応し、「フォーカスリミットスイッチ」、「フォーカス切り換えスイッチ」、「ISスイッチ」と、「L-Fn(レンズファンクション)ボタン」も搭載する。
近接撮影性能も備えており、最短撮影距離ワイド端0.56m、テレ端2.8m、最大撮影倍率ワイド端0.7倍(※1)、テレ端0.39倍(※1)を実現し、テレコンバーターを併用することで、マクロレンズに匹敵する撮影も可能。
ピント位置の異なる撮影を複数回行ない、より幅広い範囲にピントの合った1枚の写真に合成する「深度合成モード」(※4)にも対応する。
主な仕様は、焦点距離が150~600mm(35mm判換算300~1,200mm相当)、レンズ構成が15群25枚(スーパーEDレンズ4枚、EDレンズ2枚、HRレンズ6枚、HDレンズ1枚)、画角が8.2°~2.1°、最短撮影距離が0.56m(150mm時)/2.8m(600mm時)、最大撮影倍率が0.70倍相当(Wide)/ 0.39倍相当(Tele)、最近接撮影範囲が49.4×37.1mm(Wide)/ 88.6×66.6mm(Tele)、絞り羽枚数が9枚(円形絞り)、最大口径比がF5.0(150mm時)~F6.3(600mm時)、最小口径比がF22。
フィルターサイズはφ95mm。本体サイズは最大径φ109.4×長さ264.4mm、質量は2,065g(レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフードを除く)。レンズフード(LH-103)、レンズキャップ(LC-95)、レンズリアキャップ(LR-2)、レンズストラップが付属する。
※1 35mm判換算
※2 CIPA規格準拠。2軸加振時(Yaw/Pitch)半押し中手ぶれ補正 OFF
レンズ焦点距離:150mm時(35mm判換算 300mm相当時)使用ボディー:OM-1 Mark II
※3 CIPA規格準拠。2軸加振時(Yaw/Pitch)半押し中手ぶれ補正 OFF
レンズ焦点距離:150mm時(35mm判換算 300mm相当時)使用ボディー:E-M10 Mark IV
※4 対応機種のみ
製品情報
https://jp.omsystem.com/product/lens/zoom/mzuiko/150-600_50-63is/index.html
構成/立原尚子