美容室ではカットやカラーなど以外にもヘッドスパや施術中のマッサージなど、リラクセーション効果のあるメニューやサービスを展開しているサロンが少なくない。
そんな美容室に対して、消費者は何を求めているのか。美容室での理想の過ごし方などを含め、日本最大級の体験型情報サイト「ファンくる」を運営するファンくるは、同会員会員1009名(男性184名、女性825名)を対象に調査を実施した。
調査結果の概要
技術と価格を除き、美容室に求めることは「提案・アドバイス」が27%と最も多く、次いで「人の雰囲気による居心地のよさ」が25%となった。
また、同じ仕上がりで同じ価格だった場合、「できるだけ短時間で終えたい」が46%、「急がずゆっくり過ごしたい」が37%だった。
美容室でのスタッフとの会話については、スタッフと会話したい人が求める会話の内容は「美容に関する話題」が63%と最も多く、「ジャンル問わず最近の流行に関する話題」が42%と続く。
スタッフと会話したくない人についても、「美容に関する話題」であれば話したいという人が最も多く41%だった。
また、美容室にリラックス効果を求めている人は83%で、実際にリラックス効果を非常に感じる人は21%、どちらかといえば感じる人は52%だった。
具体的にリラックス効果を感じるのは「シャンプー」が65%と最多で、次いで「ヘッドスパ」が53%、「席でのマッサージサービス」が37%という順になっている。
■技術と価格以外で求めることは「提案・アドバイス」「人の雰囲気による居心地の良さ」
■同じ仕上がりで同じ価格なら「できるだけ短時間で終えたい」
■美容室でスタッフと会話するなら「美容に関する話題」
■美容室にリラックス効果を求めている83%、実際にリラックス効果を感じている73%
■最もリラックス効果を感じるのは「シャンプー」
調査結果まとめ
今回の結果から、多くの人が美容室にリラックス効果を求めており、実際にリラックス効果を感じていることがわかった。
一方で、技術と価格以外では「提案・アドバイス」を求める人が最も多かったことや、スタッフと会話したくない人であっても、「どんな話題でも話したくない」というより、「美容に関する話題」なら話したいという人が多いことから、リラックスだけでなく、美容に関する情報収集など美容室ならではの体験を求める傾向も推察できる。
調査概要
調査方法/インターネット調査
調査対象/一般消費者
回答者/「ファンくる」に登録している全国140万人のユーザー
回答者数/1009名(男性184名、女性825名)
調査時期/2023年11月10日~11月20日
調査項目/美容室に求めることについての意識調査
構成/清水眞希