SMBCコンシューマーファイナンス(サービスブランド「プロミス」)は、20歳~29歳の男女を対象に「20代の金銭感覚についての意識調査2024」を実施。先日、集計結果を公開した。
本稿では、その中から「ライフイベントと収入事情」「マネートラブル経験」に関する項目を抜粋してお伝えする。
結婚を考えるのは年収400万円で29.1%、500万円は45.2%
ライフイベントと年収の関係について質問した。
全回答者(1000名)に、結婚しようと思える世帯年収額を聞いたところ、年収400万円でしようと思える割合(「年収400万円あれば」までの合計)は29.1%、年収500万円でしようと思える割合(「年収500万円あれば」までの合計)は45.2%、年収600万円でしようと思える割合(「年収600万円あれば」までの合計)は56.1%となり、20代の半数以上が結婚をイメージできるのは年収600万円であることがわかった。
また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」は21.8%だった。
前回(2022年11月)の調査結果と比較すると、半数以上が結婚しようと思えるのは、前回調査では年収600万円(61.0%)、今回調査でも年収600万円(56.1%)という結果になった。
■20代の半数以上が1人目の子育てに前向きになるのは「年収700万円」
出産・子育て(1人)しようと思える世帯年収額を聞いたところ、20代の半数以上がイメージできるのは、前回調査では年収700万円(57.2%)、今回調査でも年収700万円(51.4%)だった。
また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」と回答した人の割合は、前回調査19.5%→今回調査24.3%と、4.8ポイント上昇した。
■20代の半数以上が自家用車を購入しようと思えるのは「年収600万円」
自家用車を購入しようと思える世帯年収額を聞いたところ、年収400万円でしようと思える割合は33.2%、年収500万円でしようと思える割合は46.0%、年収600万円でしようと思える割合は54.3%と、半数以上が自家用車の購入をイメージできるのは年収600万円となった。
前回の調査結果と比較すると、半数以上が自家用車を購入しようと思えるのは前回調査では年収600万円(57.2%)、今回調査でも年収600万円(54.3%)となっている。
また、住宅を購入しようと思える世帯年収額を聞いたところ、20代の半数以上がイメージできるのは、前回調査では年収800万円(54.2%)だったのに対し、今回調査では年収900万円(52.7%)と、ハードルが上がる結果となった。