【作り方】
(1)石粉粘土を軽くこねる
袋から出したら軽くこねて成形しやすくしましょう。
ちなみに今回は同じくダイソーで購入した大きめのまな板シートを敷いてその上で作業していますが、クッキングシートやアルミホイルなど家にあるものでもOKです。
(2)石粉粘土の中心を少しくぼませて、アクリル絵の具をほんの少し垂らす
成形前に着色をします。こねた石粉粘土の真ん中を少しくぼませて、少量のアクリル絵の具を直接垂らしましょう。
白いままのアロマストーンで良い場合はこちらの(2)と次の(3)の工程は省いてOKです。
このとき絵の具を出しすぎるとこの後の工程で手が真っ黒になってしまうので気をつけてくださいね。
(写真では少し絵の具を出しすぎました…。)
(3)絵の具を内側に包みこむようにしてこねる
絵の具を垂らした部分が内側になるように、外から包み込むように石粉粘土をこねていきます。今回は天然石風のマーブル模様を作るために、黒とくすんだブルーグレイのアクリル絵の具を混ぜて使いました。
数回こねてみて、好みのマーブル模様になったらストップしましょう。天然石風にするならおおざっぱなこね方で大丈夫です。ちなみにここでしっかりまんべんなくこねると、全体に色がつくのでカラー粘土として使うこともできます。
こねていて色が足りないと思ったら調整します。絵の具は一気に足さず、ほんのちょっと絵の具を粘土に足す→こねる→模様を見て必要ならまた少し絵の具を足す→こねる…を何度か繰り返すのがコツです!
1度に絵の具を多く出しすぎて中から溢れてしまうと手が汚れるのと、手についた絵の具のせいで思い通りのマーブル模様にならないことがあります。
(4)石粉粘土を成形する
好みのマーブル模様になったら、成形しよう。途中、乾燥して粘土がひび割れてしまうようなら指先に少しだけ水をつけ、粘土に馴染ませながら作業するとやりやすいです。
丸い砂利のようなストーン型を作りたいときは、手の上でコロコロ転がしてまんまるにしてから少し調整するだけ。指で押して平たくしたり、部分的に少しつまんで形をいびつにするとナチュラル感が出ますよ。
角ばったストーンを作りたいときは、粘土をシートに押し付けて角を作ったり、ヘラを使ってみましょう。スマホなどで画像検索して実際の石を見ながら真似するとリアルな仕上がりになりやすいと思います。
複数作る場合のポイントは、全く同じ形のものにしないこと。同じように丸いストーンでも1個1個少しずつ形に変化をつけると、リアルな天然石風になります。
石粉粘土1袋で小さなアロマストーンを作ろうとするとけっこう大量にできるので、今回は残りの石粉粘土を使って型抜きのハンギングアロマストーンも作ってみることに。
着色した粘土をできるだけ均等な厚みになるように掌全体で平らに伸ばし、クッキーなどの抜き型で抜きましょう。
指先に水をつけながらフチの毛羽立ちを整えて、ヘラや竹串を使って紐を通す穴をあけます。
これで成形作業は完了です!
(5)風通しの良い場所で1日程度しっかり乾燥させる
くっつかないように広げて並べて、風通しの良い場所へ置いておきましょう。形や気温、湿度にもよりますが、1日~2日程度しっかり乾かします。
途中、乾燥しかけているくらいで1度ひっくり返しておくと、反りやヘコミのないきれいな形で固まりやすいですよ。
(6)完成!ディスプレイする
しっかり乾いたら、石粉粘土のアロマストーンの完成です。
器やプレートにアロマストーンを乗せて、好きな香りのエッセンシャルオイルやアロマオイルを垂らしてみましょう。
アロマオイルはダイソーでも何種類か販売しています。こちらはホワイトムスクの香り。数滴で十分香りますが、好みで垂らす量も調整してみてください。
置きっぱなしでOKだし、電源がない場所でも使えるので、窓際やデスク横、玄関など、ちょっとしたスペースでアロマを楽しむことができます。
器や並べ方によって雰囲気が変わるので、お部屋に合わせてディスプレイしてみてくださいね。
ちなみに、型抜きをして穴をあけた方のハンギングアロマストーンもしっかり乾きました。
適当な紐を穴に通してアロマを垂らせば、手軽なアロマオーナメントになるのでお試しあれ。
ひっかけて使う場合はアロマオイルがポタポタ垂れないように、完全に染み込んでからにしましょう。トイレや洗面所などちょっとしたスペースで活躍するのでおすすめです。
以上、100円ショップダイソーの石粉粘土を使った手作りアロマストーンのレビューでした。
100円ショップのグッズで手軽にアロマストーンを楽しもう
好みのデザインが作れる楽しさや、コスパの良さがハンドクラフトの良いところ。シンプルな天然石風以外にも、動物や花の形にしたり、食品サンプルやフェイクスイーツデコの要領で華やかなアロマストーンを作るのもおすすめです。
形を作るだけなら子供でも挑戦しやすいので、室内遊びとして一緒に楽しむのも良いですね。そこまで香りの拡散力はないため、ディフューザーやお香の強い芳香は苦手という人もぜひ試してみてください。
外に出るのが億劫になるこの季節、あたたかい室内でリラックスできる石粉粘土アロマストーン作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.