小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

低炭水化物ダイエットの体重に対する影響は一律ではない、ハーバード大学研究報告

2024.02.03

減量効果が長続きする低炭水化物ダイエットとは?

低炭水化物ダイエットの体重に対する影響は一律ではないことが報告された。炭水化物を減らした分のエネルギーを植物性食品主体に置き換えて摂取した場合は減量効果が長期間続く一方、動物性食品に置き換えて摂取した場合は時間の経過とともに体重が増加に転じやすいという。

米ハーバード大学T. H.チャン公衆衛生大学院のBinkai Liu氏らの研究によるもので、詳細は「JAMA Network Open」に2023年12月27日掲載された。

論文の筆頭著者であるLiu氏は、「われわれの研究では、炭水化物を摂取すべきか摂取すべきでないかという単純な疑問の範囲を超え、食事の内容の違いが数週間や数カ月ではなく数年間にわたって、健康にどのような影響を与える可能性があるかを検討した」と述べている。

この研究は、米国で医療従事者を対象に現在も行われている、3件の大規模前向きコホート研究のデータを用いて行われた。

一つは30~55歳の看護師を対象とする「Nurses’ Health Study;NHS」で、別の一つは25~42歳の看護師対象の「NHS II」であり、残りの一つは男性医療従事者対象の「Health Professionals Follow-up Study;HPFS」。

65歳以上や糖尿病などの慢性疾患罹患者を除外し、計12万3,332人(平均年齢45.0±9.7歳、女性83.8%)を解析対象とした。

食習慣は後述の5種類の指標で評価した。研究参加者は4年ごとにこれらのスコアが評価され、そのスコアと4年間での体重変化との関連が検討された。

解析に際しては、結果に影響を及ぼし得る因子(年齢、人種/民族、BMI、喫煙・飲酒・運動習慣、高血圧・高コレステロール血症の既往、摂取エネルギー量、糖尿病の家族歴、経口避妊薬の使用、閉経後のホルモン療法の施行など)を調整した。

全体的な炭水化物摂取量が少ないことを表すスコア(total low-carbohydrate diet)のプラスの変化(炭水化物摂取量がより少なくなること)は、体重の増加と関連していた(傾向性P<0.0001)。

動物性食品からのタンパク質や脂質が多いことを表すスコア(animal-based LCD)のプラスの変化も体重の増加と関連していた(傾向性P<0.0001)。

植物性食品からのタンパク質や脂質が多いことを表すスコア(vegetable-based LCD)の変化と体重変化との関連は非有意だった(傾向性P=0.16)。

炭水化物は精製度の低いものとして、植物性食品からのタンパク質や健康的な脂質が多いことを表すスコア(healthy LCD)のプラスの変化は、体重の減少と関連していた(傾向性P<0.0001)。

全粒穀物などの健康的な炭水化物の摂取が少なく、動物性食品からのタンパク質や脂質が多いことを表すスコア(unhealthy LCD)のプラスの変化は、体重の増加と関連していた(傾向性P<0.0001)。

サブグループ解析からは、これらの関連性は、過体重や肥満者、55歳未満、身体活動量が少ない群で、より強く認められた。

論文の上席著者である同大学院のQi Sun氏は、「われわれの研究結果は、低炭水化物ダイエットをひと括りにしていたこれまでの捉え方の変更につながる知見と言えるのではないか。また、全粒穀物、果物、野菜、低脂肪乳製品などの摂取を推奨する公衆衛生対策を、より強く推進していく必要があると考えられる」と述べている。(HealthDay News 2023年12月28日)

Copyright © 2024 HealthDay. All rights reserved.
Photo Credit: Adobe Stock

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2813286

Press Release
https://www.hsph.harvard.edu/news/press-releases/low-carbohydrate-diets-emphasizing-healthy-plant-based-sources-associated-with-slower-long-term-weight-gain/

構成/DIME編集部

プラス5%の努力で痩せられる!?ダイエット迷子のための「ラクやせ」メソッド

 日々、最新の情報をチェックして、ダイエットに励んでいるのに成果を出せず悩んでいる人は多い。その原因の多くが間違った知識と思い込みにあるとし、ダイエットの正しい知識や向き合い方を発信しているのがイケメンダイエットコーチの計太さんだ。

 理論的でわかりやすい解説で、YouTubeチャンネルの登録者数は11万人を突破(2022年11月時点)。誠実で優しさ溢れる計太さんが今回、運動生理学を学んだ知見とパーソナルトレーナーとしての指導力を生かし、ダイエットに悩む女性たちを応援する指南書を出版する。同書では多くの失敗ダイエッターたちが抱えている悩みを、なぜ間違っているのか、どうすれば改善できるのか、様々な視点で紐解きながら、がんばらなくても無理なくやせられる方法をわかりやすく解説している。

「きっかけは、どんな小さなことでもいいんです。あなたにとっての『プラス5%の努力』と、その積み重ねを本書中で見つけていただければ幸いです」(計太さん)

計太(けいた)さん。
1989年、奈良県生まれ。大阪教育大学スポーツ科卒、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。専門は運動生理学。東京を中心にパーソナルトレーニングジム「ボクノジム」を経営。論文の科学的データに自身の経験を組み合わせ、インスタグラムやツイッターなどで理論的かつ実践的なダイエットやトレーニングに関する情報を発信中。“2か月後の減量よりも1年後の健康”をテーマにしたYouTubeチャンネルは登録者11万人(2022年1月現在)と人気を集める。

無理なく、負担なく、自分のペースでやせられる「ラクやせ」メソッド

「SNS、YouTube、書籍といった様々なメディアで、色々なダイエット情報を見聞きしている人は多いと思います。ところが、ダイエット指導者によって言っていることが違う……と思ったことはないでしょうか? 指導者ごとに参考にしている情報源が違うということもありますが、それよりベースとなるダイエットへの考え方やイメージしている対象者の違いが大きいと思います」(計太さん)

 そんなダイエット迷子の方たちに、おすすめしたいのが同書だ。読んでいくと、ダイエットに対する認識を根底から覆させられるかもしれない。ダイエットは、目標体重に向かって努力を積み重ね、目標を達成できたとしても、その後、維持できなければ、長い目で見て意味がない。

 むしろ、代謝が下がってしまったり、本当に無理をしてしまうと代謝疾患に陥るケースもある。そのためにも、正しい知識を身につけて、正しい方法でやせること。本書では、その重要性に気づかされるはず。無理なく、負担なく、自分のペースで着実にやせたい人は、プラス5%の努力でやせられる計太氏のダイエット理論を参考にしてみてはいかがだろう。

『ダイエットコーチ計太の「ラクやせ」メソッド』
著/計太

【Amazonで買う】

【楽天ブックスで買う】

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。