生活に必要な施設が何でも揃っている都市部が暮らしやすいのは当然だ。では、それ以外の自治体で、居住者から「住み心地が良い」と思われている市や町、村とは、いったいどこなのだろうか?
大東建託はこのほど、過去最大級の居住満足度調査を行い、全国の大都市圏や政令指定都市、県庁所在地などの都市部を除いた街を対象にした「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2023<ふるさと版>」を発表した。
本満足度調査は、全国(47都道府県)の大都市圏や政令指定都市、県庁所在地などの都市を除いた街に居住する20歳以上の男女246,727名の回答を集計したものだ。
「街の住みここちランキング<ふるさと版>」トップは、2年連続で北海道上川郡東川町
「街の住みここちランキング<ふるさと版>」において、1位は、2年連続で北海道上川郡東川町、2位も2年連続で北海道上川郡東神楽町となり、トップ2は北海道上川郡に属する町となっている。3位は、昨年は累計回答数が50名未満でランキング集計対象外だった長野県諏訪郡原村となった。
都道府県別に見ると、1位~30位までで最も多くランクインしているのは沖縄県の8自治体、以下、長野県の4自治体、北海道の3自治体と続いている。また、岡山県・熊本県・三重県がそれぞれ2自治体となっている。
因子別評価を見ると、トップ10には、特に「親しみやすさ」因子でトップ10に入る高い評価を得ている自治体が多く、7自治体がランクインしている。「親しみやすさ」は、濃密ではないライトな人間関係を表しており、新たに転入してきた人が入りやすいコミュニティと言える。次いで、「行政サービス」因子でトップ10に入る高い評価を得ている自治体が多く、6自治体がランクインしている。
構成/こじへい