日テレ梅澤アナのこぼれ話にズームイン!第四回「勝負の箱根駅伝当日!」
2024年最初のコラムです。
年始の挨拶にしては少し遅くなりますが、今年も沢山こぼれ話から広げていこうと思っておりますので、今年も皆様どうぞ宜しくお願い致します。
さて、1月2日、3日に行われた「第100回箱根駅伝」が無事に終わりました。
レース前は今年度の出雲駅伝、全日本大学駅伝で優勝した駒澤大学が箱根駅伝でも大本命と言われていた中で、蓋を開けてみると青山学院大学が大会記録を更新しての圧勝劇。
改めて、10人で217.1kmを走る箱根駅伝は、想像できないレースになると痛感しました。
いつもより引き締まっている?
戸塚中継所…選手はアッという間に走り抜ける!
私は今回、2区から3区(復路は8区から9区)の襷リレーが行われる戸塚中継所で実況をしました。
学生時代に沿道から応援することは多々ありましたが、入社してから初めて目の前で見る2区を任されたエース達の走り。
1人の箱根ファンとしては、なんと贅沢な場所で見させてもらえるのだろうと、込み上げる思いを必死に抑えながら、言葉を紡ぎました。
コラムを書いていたからか、今回は知人から、どこで実況しているの?と、聞かれることが多くありました。
確かに、アナウンサーがどんな場所で実況しているのかはあまり知られていないかもしれません。
中継所のアナウンサーは、イントレと呼ばれる鉄パイプで組まれた移動式の足場の上に椅子と机を置いて実況をしています。
各中継所で高さはそれぞれなのですが、地上からは約2m〜5mくらいでしょうか。
高い所がそんなに得意ではない私にとっては、元日のリハーサルで慣れることが年始最初の恒例行事でもあります。
中継所に座ると目線はこんな感じに
この道路の向こうから選手が走ってきます。
2つのモニターを見ながらレースの状況を確認し、選手の姿が戸塚中継所の200mくらい手前に見えたら、それまで移動車に乗りながら実況をしていたアナウンサーから襷を受け取り、喋り始めます。
実際に選手の姿が見えるのは戸塚中継所では150m手前くらいから。
初めて中継所で実況をした時は、想像以上の速さで駆け込んでくる選手達に心底驚きました。
日常生活で言えば、各駅列車しか止まらない駅のホームにいて急行列車が近付いて来たと思ったら、もう目の前を通り過ぎている様な。本当にアッという間の出来事です。
え! もう目の前!
しかも列車と違ってラストスパート速い!
と、いう感じでしょうか。
普段の生活で見ている人間の速さではありません。
特に今回のような混戦だと、次から次に選手が飛び込んでくるイメージなので、私も普段の生活で見せる何倍もの目力と頭の回転速度を上げて対抗します。
今回、たまたまズムサタの密着カメラが実況中の私を撮影してくれていたのですが、
スタジオで見ていた鷲見玲奈さんから「いつもと顔つきが違う!引き締まっていたね!」と、お褒めの?言葉を貰いました。
スタッフからも「臨場感あった!いつもこちらでお願いします!」と言われ、
普段どれほど引き締まっていないんだろうという不安は心にしまって丁寧に御礼を伝えました。