ブランド品の偽物の流通が長年問題となっていたが、近年スーパーコピーなどの精巧な偽物が増えてきており、素人目ではなかなか判断が難しくなってきている。
そのため、ネット通販やオークションなどの商品を、偽物と知らずに購入してしまった経験がある人もいるのではないだろうか。
クオーレが運営する買取専門店ウリエルはこのほど、偽物ブランド購入経験がある300名を対象に「偽物のブランド品に関するアンケート調査」を実施し、その結果を発表した。
偽物のブランド品としてよく購入されるものは財布
偽物ブランドの購入経験がある人に「どのような偽物のブランド品を購入したことがあるか」と質問したところ、125人が「財布」と回答し最多となった。以下、「バッグ」(90人)、「洋服」「時計」(ともに27人)と続く。
このように、財布やバッグなどのブランド品を中心に偽物が多く製造されており、だまされて購入したり正規店のブランド品は高額であるため偽物と知っていながら入手したりする人が後を絶たない。
偽物を購入すること自体は商標法的に問題ではないが、販売することは違法であり、万が一買取りとなった場合には、刑罰が科される可能性があるため注意が必要だ。
購入した商品が偽物だと知っていましたか?
偽物ブランドの購入経験がある人に「購入したブランド品が偽物かどうか知っていたか」と聞いたところ、「偽物と知らず購入した」が51%、「偽物と知っていて購入した」が49%となり、ほぼ半々という結果になった。
偽物と知らずに購入した人を対象に「どのようにして偽物だと気づいたか」と質問したところ、「自分で気づいた」(67人)が最多となった。自分で気づく場合は、タグやロゴに違和感があったり劣化が早かったりすることが多いようだ。
以下、「買取店で査定時に教えてもらった」(31人)、「ネットの情報で気づいた」「家族・友人が気づいた」(29人)と続いた。
一方、偽物と知っていて購入した人にその理由を自由回答形式で尋ねたところ、以下の回答が寄せられた。
「全然見た目から分からないし、普通に激安で買えるので、見栄をはりました。」(40代女性)
「学生時代に購入しました。偽物でもブランド品を持つことが流行っていたため輸入サイトより購入しました。」(30代女性)
「見たことあるような有名ブランドのイラストが入っていたが、それが可愛かったのとワンポイントであまり目立たなく、人にバレにくいと思い購入しました。」(30代女性)