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専門店も登場!注目のスイーツ「フラン」にブームの兆し

2024.01.31

次々と新しいジャンルが登場するスイーツ業界に、注目の新星がお目見えしました。その名も「フラン」。一体どんなスイーツなのか、どの点が注目ポイントなのか、詳しくご紹介していきます。

フラン・パティシエ専門店「パケモンテ」のフラン

「フラン」とはどんなスイーツ?

「ちょっとよそゆきのフランスおやつ」をコンセプトに掲げた、フラン・パティシエ専門店「パケモンテ(PAQUET MONTÉ)」が、2014年1月18日に代々木八幡エリアにオープンしました。運営する株式会社FLANのCEO、すず。さんにお話を聞きました。

「フランはフランスに昔からある伝統菓子です。タルトのような生地にカスタードに似たフラン液を流し込み、焼いたものをカットして売られているのが定番の形で、個別サイズにアレンジしたものなど、さまざまなお店で売られています。」(すず。さん)

フラン・パティシエ専門店「パケモンテ」のフラン

フランスでは誰もが知る定番スイーツであるフランが、なぜ今まで日本でメジャーにならなかったのか、すず。さんはこう話します。

「ひとことで言えば、見た目が地味だからだと思います。味はとてもおいしいのに、日本は華やかなスイーツが多いので広まらないのかなと考えて、日本向けにアレンジを考えました。」

株式会社FLANのCEO、すず。さん

パケモンテのコンセプトは「ちょっとよそゆきのフランスおやつ」。フランスでは日常のおやつであるフランを、おめかしして「よそゆき」にすることで、華やかなスイーツに惹かれる日本人にもフランのおいしさを伝えようとしています。

フラン・パティシエ  左奥・バニラ 900円、左手前・ちぢみほうれん草 1100円、右奥・チョコレート 1000円、右手前・いちごと柚子 1000円(すべて税込)/パケモンテ

パケモンテでは定番のバニラのほかに、季節替わりで3種のフランを用意。見た目の華やかさに加え、美しい多層のパイ生地を使用しているのもパケモンテのフランの特徴です。

「フランスのフランは、練りパイ生地を使ったザクザク感のあるものが多いですが、パケモンテではバターで小麦粉を包み込むアンヴェルセという折りパイ生地を使うことで、サクサクした軽い食感に仕上げています。折りパイ生地は3種類あり、このアンヴェルセは近ごろスイーツ界ではよく使われています」とチーフパティシエの本田珠美さん。

パイ生地には練り込むものと折り込むものがあるのは知っていましたが、まさか折りパイ生地にも3種類あるとは。

しかもサクサクした折りパイ生地を使っているのは、この器状のパイの「壁」にあたる部分だけで、底はしっかりとした練りパイ生地で別途つくり、合体しています。つまり2種類の異なる食感のパイ生地が楽しめるのです。

2種類のパイを合体して「器」状にするチーフパティシエの本田珠美さん

中のカスタードクリーム状の部分については、厳選した宮崎県産の卵とコーンスターチだけで仕上げている点もこだわりのひとつ。

「無着色、無香料にこだわっていて、素材の味をシンプルに楽しめるようにしています。バニラビーンズは鞘の部分が一番香りが良いので、種だけでなく鞘までミルで挽いてふんだんに使用しています。このフランが完成するまで、何か月かかったでしょうか。メニュー開発にここまで時間をかけたのは初めてです」と本田さん。

パケモンテの1階はテイクアウトとサッと立って食べられるイートインスペースになっていて、イートインの場合はテイクアウトと同じ可愛いパッケージを、自分で開いて食べるスタイル。

この三角のパッケージはフランスの伝統的な三角包みで、その名も店名にも採用されている「パケモンテ」。リボン部分を手提げで持ち歩けるスタイルです。

フラン・パティシエ バニラ 900円、コーヒー 500円(ともに税込)/パケモンテ

包み紙をランチョンマットのように開き、フォークとナイフでいただきます。フォークを入れた感触は、思ったよりもスッと切れることに驚き。

口に入れると力強い卵の味わいにクリームのぷるぷる感、サクサクしたパイ生地と底のザクザクしたパイ生地のハーモニーがなんとも楽しい。甘すぎないクリームにサクサクと軽い食感のパイ生地の組み合わせは、満足感がありながらペロッと完食です。

日本ならではの華やかアレンジが楽しいフランも

ちぢみほうれん草のフラン 1100円、ポーチドエッグ 400円(ともに税込)/パケモンテ

定番のバニラのほかにある3種のフランのうち、1種は「甘くないフラン」を用意しているとのことで、取材時に提供していた緑色が鮮やかな、ちぢみほうれん草のフランも食べてみました。

こちらは、イートインの場合はポーチドエッグをオプションでつけることが可能。自分で上にトッピングするスタイルでいただけます。

ポーチドエッグをカットすると、見た目の映え感もひときわアップ。この卵も、バニラに使用されていたのと同じ宮崎県産のもので、鮮やかなオレンジとグリーンのコントラストがなんともおいしそう。

こちらは本当に全く甘くなく、隠し味に使われたフランス産のゲランドの塩の塩味がほのかに感じられ、ちぢみほうれん草の甘さをひきたてます。濃厚な卵と一緒に食べれば、これはもう完璧なる軽食といえるでしょう。

食べておいしいだけでなく、パッケージを開けるワクワク感、カットした時のインパクト、写真に撮りたくなる映え感……。ヒットスイーツとなる要素をふんだんに持ちあわせていることがわかりました。

パティシエの本田さんに、テイクアウトした場合に、よりおいしく食べる方法を教えてもらいました。

「当日は常温でも大丈夫ですが、おすすめのひとつめは冷蔵庫で冷蔵してから食べることです。生地やクリームがしまり、店頭で出来立てを食べるのと違ったザクッと感が楽しめます。チョコレートはテリーヌっぽくなるので、冷やしたほうが好き、というお客様もいらっしゃいましたね。

もうひとつは冷やした後にリベイクする方法で、お使いの機種にもよりますが180度のオーブントースターで5分程度焼くと、外側はパリッと温かく、中はひんやりとしたコントラストが楽しめます。」

フラン専門店パケモンテができるまで

すず。さんがフランを日本で本格的に展開しようと、さまざまなフランをフランスで食べ歩いたのは2023年2月のこと。

その後、パティシエの本田さんと日本に向けたフランを研究しているときに、そのことをどこかで耳にした伊勢丹のバイヤーからポップアップショップ(期間限定販売)のお誘いがあったそう。

「まだその時は、どういうフランにするか試行錯誤の途中。実際にお出しするフランをバイヤーの方にお店できたのは、ポップアップを行った7月のギリギリのタイミングでした。それなのに、信用してくださったのはすごいと思います」とすず。さん。

伊勢丹のポップアップが想像以上に好評だったこともあり、早く店舗をオープンしたかったものの、今度は物件探しの壁に当たったそう。

「代々木八幡のエリアが好きなので、それ以外のエリアは考えていませんでした。しかし近年とても人気が高まっていて、家賃が高騰しているうえに、物件がなかなか抑えられない状況でした」とすず。さん。

そこからやっと空きが出た一軒家を改装して、プレオープンにこぎつけることができたのが2024年1月のこと。その間に、他にもフランス式のフランを期間限定などで出すシェフもいらっしゃいますが、フラン専門店はパケモンテだけです。

一体なぜ「フラン専門店」という形をとっているのでしょうか?

「焼き菓子店は他にもたくさんありますし、ごちゃごちゃと色々つくるより、伝えたいものがわかりやすいほうがいいと思いました」とすず。さん。

実はすず。さんは、もともと他社の商品やサービスを広めたりブランディングするPR会社を経営しています。

その一方で、食べ歩くのが大好きという趣味を生かして、2021年にパケモンテと同じ代々木八幡エリアに「ちょっとよそゆきの朝ごはん」がコンセプトの新スタイルカフェ「プルミエメ」をオープンしました。

コロナ禍中のオープン、しかも約2000~3000円という価格にも関わらず、瞬く間にヒットし、今なお日本人や海外旅行客が詰めかける人気店となっています。

プルミエメに続く2店舗目となるのが「ちょっとよそゆきのフランスおやつ」をコンセプトにしたパケモンテですが、いずれの店舗にも共通するのが「何が特徴のお店なのかわかりやすい」こと。

東京に数ある飲食店の中で、その店舗に行けば何が食べられて、どんな体験ができるのか? それが行く前から明確になっていると、足を運ぶハードルが下がります。

さらにプルミエメは駅の至近距離ですが、偶然入ることは絶対にない古いビルの2階、パケモンテは駅から少し歩き、ここにお店があるのかな…?と思う住宅地の奥まった一角にあります。

いずれもフラッと入るというよりは「知る人ぞ知る楽しみ」があるロケーションで、もし通りがかりに気づくことができたら、新たな発見に少しうれしい気持ちになるような場所です。

提供するもののキャッチ―なわかりやすさに加え、ロケーションのワクワク感なども、PR会社を長年経営してきたすず。さんならではの戦略と言えるでしょう。

2月1日にグランドオープン、個室でのコース提供もスタート

2024年2月1日に、パケモンテはいよいよグランドオープンを迎えます。1階のイートインに加え、2階の完全予約制の個室スペースも利用できるようになり、こちらではフランに加え、食事プレートとデザートプレート、ドリンクがセットになったセットメニューを提供する予定。

特別なときは1組限定の個室でゆっくり、カジュアルにパッと食べたいときは1階のイートインやテイクアウト、犬連れの際は外のベンチがあるテラススペースで楽しむ……など、これから気候が暖かくなるにつれ、ニーズにあった利用の仕方が広がります。

パケモンテを中心に広がっていく予感しかない「フラン」の魅力を、ぜひ一度お試しあれ。

・パケモンテ
住所:東京都渋谷区代々木5-38-13
営業時間:10:00~19:00(イートインは18:00まで)
定休日:不定休
公式サイト https://paquetmonte.suzu-pr.com/
公式Instagram  https://www.instagram.com/paquetmonte_tokyo/

取材・文/安念美和子

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