DJIは、ワイヤレスマイクシステム「DJI Mic 2」を発売した。価格はトランスミッター×2、レシーバー×1、充電ケースのセットが52,800円、トランスミッター×1、レシーバー×1のセットが35,530円。トランスミッター単品は16,060円。
無指向性録音に対応し、クリアな音声収録を実現!
「DJI Mic 2」は、高品質の録音機能とユーザーフレンドリーなデザイン、そして優れた安定性を備えたワイヤレスマイクシステム。様々な音声をバランス良く鮮明に収録できるので、Vlog、インタビュー、ライブ配信などでの録音に適している。
■高品質の録音機能
「DJI Mic 2」の特徴のひとつは、様々な種類の音声が混在している環境でも、高品質の音声を収録できる点。無指向性録音に対応し、クリアな音声を録音できるように最適化されているので、Vlog動画やインタビュー映像の撮影など、複数の人がいる様々な撮影シーンで、簡単に高品質の録音が行なえるのだ。
また、スマートノイズキャンセリングにも対応。環境ノイズを効果的に低減してクリアな音声を録音し、ノイズのせいで撮影が中断するような状況を防ぐことが可能。ウィンドスクリーンを使用すれば、風が強い環境や素早く移動するようなシーンで撮影する場合でも、風ノイズを効果的に低減する。
さらに、セーフティトラック機能も搭載しており、音源の音量が急激に大きくなった場合に備えて、メインの音声のほかに、音量を6 dB下げた状態のバックアップ用のセカンドトラックも録音できる。
■ユーザーのニーズに応えるデザイン
充電ケースは、高級感のある金属を用いたミニマルデザインとなっており、新たに追加されたラッチ機構により、不意の落下を防止し、安心して利用できる。また、トランスミッターは、ユーザー個人のスタイルや好みに合わせて選択できるよう、シャドーブラックとパールホワイトの2色を用意する(セット製品に同梱するのはシャドーブラック)。
セットアップの工程も簡単なので、いつでも、どこでも、すぐに使い始めることが可能。充電ケースで充電中に、レシーバーとトランスミッターは自動でペアリングされ、充電ケースを開ければすぐにDJI Mic 2を使い始めることができる。
さらに、Osmo Action 4やOsmo Pocket 3といったDJI製品、Bluetooth対応のスマートフォンにシームレスに接続できるだけでなく、USB-CやLightningアダプター経由のデジタル出力や3.5mm TRSケーブルを使用したアナログ出力に対応しているので、様々な録音デバイスに簡単に接続して、使用することが可能だ。
もちろん、操作性にもこだわっており、1.1型OLEDタッチ画面上で、音量やバッテリー残量などの重要な情報を素早く確認できるほか、画面横に搭載されたダイヤルを使用して、ゲインや音量、明るさなどのパラメーターを正確に調整することが可能だ。
加えて、トランスミッターは、使いやすいマグネットクリップに対応しており、衣服の目立たない場所に素早く取り付けることが可能。デュアルチャンネル録音にも対応し、同時に2種類の音源から音声を録音することができるため、複数の音源が必要な録音の作業が簡単になると同時に、より効率的な後編集が可能になる。
■優れた安定性
各トランスミッターは、8GBの内蔵ストレージを搭載し、最大14時間分の圧縮なしの48 kHz 24-bitでの音声録音が可能。また、最先端の32bitフロート内部収録にも対応しており、優れた録音性能を実現するだけでなく、複雑な音声環境でもシームレスに適応し、ささやき声から大声まで、幅広いニュアンスの音声を捉えることが可能。これにより、大音量の音が突然出るような環境でも安心して録音でき、後編集での柔軟な微調整が行なえる。
さらに、干渉や障害物のない開けた場所では、最大250mの音声伝送を実現。長時間駆動にも対応しており、トランスミッターとレシーバーの動作時間は各6時間で、充電ケースを使えば最大18時間まで延長できる。
製品情報
https://www.dji.com/jp/mic-2
構成/立原尚子