日本全国にあるご当地ラーメン。北から南まで、地域ごとに味や具材も様々で、その土地ならではの味が楽しめるのが魅力だが、もっとも「現地で食べたい!」と思われているご当地ラーメンとはいったい何だろうか?
旅行情報誌「じゃらん」はこのほど、「ご当地ラーメン」に関する調査を実施し、その結果をランキング形式で発表した。
「じゃらん」現地で食べたい!ご当地ラーメンランキング
ご当地ラーメンについてアンケートを実施した結果、「現地で食べたいご当地ラーメン」1位は、福岡県「博多ラーメン」だった。細麺×こってり味の豚骨ラーメンで麺の硬さは好みで選べるのが特徴だ。続く2位は北海道「函館ラーメン」で透明度の高いすっきりとした塩ラーメンだ。3位は福島県「喜多方ラーメン」がランクイン。ツルツル&モチモチの平打ち太麺が特徴のご当地ラーメンだ。そのほかトップ10には全国各地の個性的なラーメンがずらりと並ぶ結果となった。
『じゃらん』現地で食べたい!ご当地ラーメンランキング:トップ5を紹介
1位:博多ラーメン【福岡県】
博多ラーメンは、旨味たっぷりの白濁した豚骨スープにコシのある細いストレート麺が特徴だ。豚骨のみを長時間炊き出して作るスープは、骨のコラーゲンなどが溶け出したこってり味。麺は、“やわ”、“普通”、“かた”、“ばりかた”、“針金”から、好みの硬さをオーダーできる。
アンケートには「好きだから!」という豚骨ラバーからの熱い支持が寄せられる中、「福岡の本場で食べてみたい」「屋台で食べてみたい」など、観光はもちろん他の福岡グルメと併せて一緒に楽しみたいという旅行に絡めたコメントも多数見られた。
2位:函館ラーメン【北海道】
函館ラーメンは透明度の高いスープが特徴。出汁は豚骨や鶏ガラが多く使われているが、脂分が少なく、臭みのない繊細な味わい。弱火でじっくりと煮出した滋味深いスープとのど越しのいいストレート麺の相性は抜群だ。
アンケートからは「とにかくおいしそう」の声がズラリと並び、そのほか「函館が好き」「観光地としても魅力的だから!」など函館への思いが寄せられる中、「北海道に行きたい」と北海道愛をつづるコメントが多く、印象的だった。
3位:喜多方ラーメン【福島県】
市内にラーメン店が100軒ほどあるという喜多方市。喜多方ラーメンは「平成の名水百選」に選ばれたおいしい水使ったツルツル、モチモチの平打ち太麺が特徴。朝ご飯にラーメンを食べる“朝ラー”文化も浸透しているため、市内には朝早くからオープンしている店が多く、旅の朝食に味わえるのも魅力だ。コメントには「有名だから一度は現地で食べたい」「本場の味が知りたい」「モチモチの麺が気になる」など喜多方ラーメンに関する内容が並んだ。
4位:旭川ラーメン【北海道】
旭川ラーメンは、動物系と魚介系をブレンドしたダブルスープの醤油ベースが主流で、煮干しや昆布の出汁によって、さっぱりとした後味になっている。ラーメンを冷めにくくするためにスープにラードを加えるなど、北国ならではの工夫が感じられる一品だ。コメントを見ると「スープと具が好み」「寒いときに食べたい」「北海道ならではでおいしそう」など本場で食べる味は格別なのでは?と想像する内容が寄せられた。
5位:新潟濃厚味噌ラーメン【新潟県】
新潟濃厚味噌ラーメンは赤味噌ベースの濃いスープが特徴で、コクのある動物系出汁の旨味がぎゅっと溶け込んでいる。この味噌スープをカツオ出汁や鶏ガラスープなどの“割りスープ”で薄めたり、途中で味変したりと、自分好みの味に変えることができるのも新潟濃厚味噌ラーメンならではの楽しみ方。こちらは「味噌ラーメンが好き!」という味噌派の圧倒的な支持を集める結果となった。
<調査概要>
調査時期:2023年11月15日(水)~2023年11月17日(金)
調査対象:47都道府県在住20代~50代
有効回答数:1,041名
複数回答(『じゃらん』掲載情報を中心にピックアップしたご当地ラーメンの中から、現地で食べてみたいと思うものを3つまで選択。選んだ理由はFA)
出典元:じゃらん現地で食べたい!ご当地ラーメンランキング(リクルートグループ)
構成/こじへい