実際に『EYE』が見る宇宙の景色を体験できるWebアプリ
ソニーグループ(以下ソニー)は、「STAR SPHERE」プロジェクトが運用する超小型人工衛星『EYE』の軌道をシミュレートすることで、『EYE』が見る宇宙の景色を体験できるWebアプリケーション「EYEコネクト」を公式サイトにて公開した。
また、本Webアプリケーションを使用して、ユーザーが宇宙から撮影をすることができる新たなサービス「宇宙撮影体験」への参加者を2024年2月より順次募集を開始する。
「EYEコネクト」は、『EYE』の今後の軌道を予測し、実際に『EYE』が見る宇宙の景色を体験できるWebアプリケーションだ。宇宙を飛び回る『EYE』とのつながりを、自身のデバイスから体感できる。
さらに、アプリ上に再現された『EYE』の位置やカメラアングルを見ながら撮影タイミングを選択するなど、人工衛星操作の模擬体験も可能だ。
そんな「EYEコネクト」の操作には、専門的な知識は不要。アカウント(クルー)登録すれば誰でも無料で利用が可能だ。
■「EYEコネクト」
https://starsphere.sony.com/eyeconnect/
※日本国内在住者に限り利用できる(日本語での提供)。
※2024年1月17日時点、操作はPC環境(動作環境:Google Chrome, Microsoft Edge)からのみ可能。同社によれば、スマートフォンやタブレットからも操作できるように開発を進めているという。
※リアルタイムの宇宙の景色を投影するものではない。
「宇宙撮影体験」の参加者を2024年2月より順次募集開始!
実際に『EYE』へ撮影指示を送り、宇宙からの撮影ができる期間限定のサービス「宇宙撮影体験」が開始される。
ユーザー自身が「EYEコネクト」を使用して宇宙空間における『EYE』の位置などをシミュレーションしながら、カメラのシャッターを切る箇所をリクエストでき、後日、『EYE』が撮影した1枚の宇宙写真が手元に届く。
宇宙撮影では撮影アングルのズレ(※1)や気象条件により、意図とは異なる写真が撮影されることもあるが、そんな偶然の景色も『EYE』がその日その時に見ている宇宙、地球の表情として、かけがえのないものになるはず。
第1回目の「宇宙撮影体験」は、2024年3月中に30組への提供を予定しており、2024年2月13日(火)より募集が開始される(※2)。
なお、追加の体験者募集も2024年中に順次行なわれる予定だ。
※1:人工衛星『EYE』は、 常に太陽に背を向けた状態で、姿勢を安定させるため軸周りに0.8度/秒程度回転している。姿勢を完全にシミュレーションすることは難しく、実際に撮影できるアングルにはズレが生じる。
※2:詳細は決まり次第、公式サイトや公式X、メールマガジンで告知される。
関連情報
https://starsphere.sony.com/ja/
構成/清水眞希