もしも10年前に投資をしていたら…
ここでは仮に10年前に投資をしていたら、株価はどのくらい上昇していたのかを見ていきます。
【JPモルガンチェース】
2014年1月20日の株価55.09ドル、2024年1月19日の株価170.31ドル
10年間の株価上昇率は約209%です。
【モルガン・スタンレー】
2014年1月20日の株価30.45ドル、2024年1月19日の株価85.34ドル
10年間の株価上昇率は約180%です。
【バンク・オブ・アメリカ】
2014年1月20日の株価16.45ドル、2024年1月19日の株価32.22ドル
10年間の株価上昇率は約95%です。
【ゴールドマンサックス】
2014年1月20日の株価167.64ドル、2024年1月19日の株価382.20ドル
10年間の株価上昇率は約127%です。
【同期間のS&P500のパフォーマンス】
2014年1月20日の株価1790.29ドル、2024年1月19日の株価4829.81ドル
10年間の株価上昇率は約169%です。
このように米国の経済力を表す指標であるS&P500と比較しても、過去10年間の米国4大銀行は遜色ないパフォーマンスを発揮したといえるでしょう。
また米国4大投資銀行の執筆時点(1/21)の配当利回りは下記のとおりです。
・J.P.モルガンチェースの配当利回り2.50%
・モルガン・スタンレーの配当利回り4.05%
・バンク・オブ・アメリカの配当利回り3.02%
・ゴールドマン・サックスの配当利回り2.91%
株価上昇とともに配当金も増えていくため、この10年間、株を保有していた場合、より多くのリターンを得られたことになります。
おわりに
株価動向の未来はどれだけ考えても100%分かるわけではありません。
たとえば2019年時点で2020年に発生した新型コロナウィルスを事前に予見できなかったように、今後も想定外の事象がやってくるかもしれません。
そのため、金融など1つのセクターへの投資については、あくまでもポートフォリオの一部に組み入れを行う、分散投資候補として検討すべきでしょう。
以上、米国企業VSシリーズ「米国4大投資銀行」について解説させていただきました。
次回もよろしくお願いいたします!
文/鈴木林太郎