調査総評〜ダイエットは急がば回れ。無理なく脂肪燃焼体質を目指して
イシハラクリニック 副院長 石原 新菜先生
今回の調査で明らかになった、「正月太りしてしまったために、3か月以内には解消したい」という声は、多くの人が共感することと思いますが、短期間で体形を改善することはカラダへの負担が大きく、注意が必要です。
そこで大切になるのが「無理なく脂肪を燃焼できるカラダづくり」です。脂肪を燃焼するには運動や良質な睡眠など、様々な方法がありますが、「食も楽しみたい」という声に適しているのが「MCTオイル」です。
MCTとは中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglyceride)のことで、母乳や牛乳などの乳製品、さらにはココナッツなどのヤシ科植物の種実に含まれる成分です。食用油に含まれる脂肪酸の中では、一般的な油である長鎖脂肪酸(Long Chain Triglyceride:LCT)などと比べて、約4倍も素早く消化・吸収され、エネルギーになりやすい特長があります。
脂質や脂肪が燃焼されると、ケトン体というエネルギー源に変わります。私たちのカラダは「糖」と「脂肪」の2つをエネルギー源にしていますが、ほとんどが「糖」をエネルギー源とする「糖燃焼回路」を使っています。
MCTを摂取するとことで、ケトン体が素早く生み出されることから、「脂肪燃焼回路」も同時に動き出すようになることが期待されています。さらに、MCTは、ほぼ無味無臭のため色々な料理にかけて使用することができます。初めての方は1日小さじ半分(2g)からがお勧めです。極端な食事制限をする必要はなく、好きな料理にかけるだけで「脂肪燃焼体質」を目指すことができます。
石原 新菜先生(イシハラクリニック 副院長、医師)
1980年長崎県生まれ。小学2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原 結實氏のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、様々な病気の治療にあたっている。
調査概要
期間/2024年1月4日~1月5日
対象/全国10代~60代の男女
回答数/1200人
手法/インターネット調査
関連情報
https://mct-plus.jp/
構成/清水眞希