DIME MAGAZINE
死や老後について語り合える【終活スナック めめんともり】が東京都森下にオープン
そんな終活について、誰もが気軽に語り合える場として誕生したのが【終活スナック めめんともり】だ。
■【終活スナック めめんともり】とは？
【終活スナック めめんともり】は、日本で初めて終活をテーマにした常設スナック。昨年末よりクラウドファンディングのプロジェクトに挑戦したところ、そのインパクトから多方面で話題になり多くの支援を集めた。
目標金額を大幅に上回る支援を得て、2024年2月にめでたく東京都江東区森下にオープンする運びとなったのだ。運営は、ライフエンディング事業のプロフェッショナルであるYOMI Internationalだ。
【終活スナック めめんともり】のある森下は23区内ながら下町情緒の残るエリアとして知られている。店内では、生と死、そして老後や生き方についてお酒を飲みながらオープンに語り合うことができるという。
「カラオケないけどカンオケあります」というキャッチフレーズにも偽りなく、常設のデザイン棺桶を使った入棺体験ができるなど、唯一無二の趣向を凝らした店になる予定だ。
【終活スナック めめんともり】
住所：〒135-0004 東京都江東区森下1丁目11−8
営業時間：19:00～24:00
オープン日：2024年2月15日
定休日：不定休
システム：テーブルチャージ 1,000円
メニュー：ドリンク 550円～／フード（缶詰）480円～
■【終活スナック めめんともり】のオーナー兼ママ、村田さんにインタビュー
【終活スナックめめんともり】のオーナーであり、ママに就任予定のYOMI International代表取締役CEO・村田ますみさんに伺ったお話を紹介しよう。
【終活スナック めめんともり】はどのようなお店なのか、改めて教えていただけますか？
「人生の終わりについて気軽に語り合えるサードプレイス」です。死は怖い、不謹慎だ、とタブー視されがちな話題を真ん中に置いて、死ぬことや生きることについて肩肘を張らずにリラックスしながら話せるお店を目指します。
スナックのママは日本に海洋散骨を広めたパイオニア。ここに来れば終活に関する情報にアクセスでき、人とつながることができます。
また、【終活スナック めめんともり】は葬送ブランド GRAVE TOKYO のショールームも兼ねています。世界にたった一つのオーダーメイド棺桶を展示していますので、いつでも入棺体験ができるのも特徴です。
老後や死について気軽に語り合える場として「スナック」を選んだのはなぜですか？今回のプロジェクトを発足したきっかけを教えてください。
初めは、終活Barにしようと思っていましたが、「スナック」とした方が、話を聞いてくれそうなイメージがあると思い「終活スナック」にしました。以前、「ブルーオーシャンカフェ」という終活カフェを運営していたのですがコロナで閉店してしまい、いつかまた「いき方（生き方と逝き方）」をテーマにしたコミュニティの場を作りたいと思っていました。
私自身、若い頃に、母・祖母・祖父の看取りと見送りを立て続けにおこなったことが原体験になっています。知識やコミュニケーション不足から今でも後悔していることが多いため、元気なうちに人生の終わりについて話しておくことの重要性を実感しています。
オープン後はどのようなお客さまに来ていただきたいと考えていますか？現状で特に終活や老後に悩みを持っていない人でも、気軽に足を運ぶことはできますか？
現実的なお悩みを抱えている方はもちろんのこと、どなたでも大歓迎です。特に、これからどう生きよう？と思っているような若い方たちにも来て欲しいですね。この場所で、人生の大先輩と出会ったり、棺桶に入って見ることで、生き方を見つめなおす機会になればと思っています。
また、クラウドファンディングで「1日ママ券」というリターンを出してみたところ、大変な人気で、約30名の方が選んで下さっています。この特色あるママさん達がカウンターに立った時にどんなお客様が集まるのか、それも非常に楽しみですね。
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