なぜか近年、「恵方巻」が異様な盛り上がりを見せている。年々高級化や多様化が進み、まるでクリスマスケーキのように予約をしたり、当日の購入を楽しみにしたりする人が増えているのだ。
人気のシーズングルメになりつつある恵方巻きだが、実は需要を供給が大幅に上回っていることをご存じだろうか?予約してでも手に入れたい人がいる一方で、売れ残りの大量廃棄が問題視されているという。
そこで今回は、恵方巻きを買わずとも自宅で楽しむ方法を提案する。子供と一緒に食べられるコスパの良いお手軽レシピもレビューしているので参考にして欲しい。
自宅で簡単&コスパ良し!子供も食べやすい恵方巻きを作ってみた
恵方巻きというとトクベツ感があるが、実のところ正体は太巻きだ。特別な材料や道具がなくても、意外と自宅で簡単に作ることができる。
手作りなら好きなように具材が入れられるので、豪華絢爛な恵方巻きが食べたいならトロやウニやいくらを用意すると良いだろう。すし酢が苦手な子供には、白米や五目御飯などで作るのもおすすめだ。
今回は火を使わずに手軽な材料で作れるスタンダードな恵方巻きレシピを試してみた。
【材料】
● ツナ
● マヨネーズ
● カニカマ
● 厚焼き卵
● レタス
● きゅうり
● 巻き寿司用海苔
● 白米
【作り方】
(1)具材の準備をする
ツナはマヨネーズと和えておく。オイル入りツナ缶を使う場合オイルは捨てるか、他の料理に使用しよう。
レタスは洗って水分を拭き取ったものを1枚用意。きゅうり、カニカマ、厚焼き玉子は必要に応じて巻きやすい形にカットする。
(2)ラップを敷いた上に巻き寿司用の海苔を1枚乗せる
(3)海苔の上に白米を薄く伸ばし、具材を並べる
巻き終わり部分を少し残して(※)、白米をできるだけ均等に広げる。
※写真では残しすぎてしまったため、実際はもう少し端まで白米を広げることをおすすめする。
具材は巻いたときの形を意識して並べると良い。中心よりやや手前に置いておくと巻きやすいだろう。
(4)手前からラップごと持ち上げ、巻いていく
ラップごと持ち上げ、手前から奥に向かって一巻きしたら、海苔を巻き込むように巻いていく。
巻き終わりはラップの上から手を使ってギュッギュッと押し付けるように形を整えよう。
太巻きと違って巻いた後に切り分ける工程は無いので、とりあえず巻かれていればなんとかなる。巻きの工程に自信がない人も安心してもらいたい。
筆者は白米を少なくしすぎてしまったため、端(巻き終わりの部分)の海苔がペラペラと残ってしまった。こういった場合は米粒などを接着剤代わりに使って海苔を貼り付ければごまかせる。
この時点で「どうがんばっても巻けない」という人は、一度広げて白米か具材を少し減らしてみよう。または、具材をさらに細くカットし直すと巻きやすくなるはずだ。
(5)端を切り落として完成
端を切り落とすとグッと見栄えが良くなるが、面倒な場合はそのままでもOKだ。
具材を用意してラップで巻くだけの手作り恵方巻きが完成した。巻きすなどなくても巻けるし、スーパーで手に入る材料ばかりなのでお手軽だ。
恵方巻きというよりほぼサラダ巻きだし、酢飯でもないが味は普通に美味しい。
ちなみに、七福神にちなんだ7つの具材を入れると縁起が良いという説もあるが、いくつかの具材が入った巻き寿司であればそれらしく楽しめるので問題ないだろう。子供と一緒に食べるなら魚肉ソーセージやハム、コーンのマヨネーズ和えなども良いと思う。
ひと手間加えるなら、海苔でなく薄焼き卵で巻くと美味しくて見栄えも良いのでぜひ試してもらいたい。海苔巻きは小さな子供だと口に張り付いて食べにくいこともあるので、薄焼き卵なら食べやすくて安心だろう。中身は五目ずしや炊き込みご飯、ケチャップのチキンライスなど、子供に人気の混ぜご飯系がおすすめだ。
以上、簡単手作り恵方巻きの作り方を紹介した。
節分の代名詞「豆まき」と並び、「恵方巻き」が日本の風習として定着してきた。しかし、毎年"なんとなく"恵方巻きを食べている方も多いのではないだろうか。 そこで、本...