できる支援(1)…一時的に被災地の動物を預かる
同団体が支援物資の調達と同時にスタートさせたのが、動物の一時預け先を探している人と、一時預かりが可能な人とのマッチング。公式サイトで常時開設している「いつでも里親募集中」ページは本来、「里親募集している動物の情報」のみ掲載可能だったが、緊急事態をうけて、「私は動物の一時預かりが可能です」という投稿の掲載を可能にした。
被災して動物といっしょに暮らすことができない状況の人が、「一時預かり可能」の方へ申し込みをすることができる。緊急を要する案件なので、同サイトから「申し込み書」「誓約書」をダウンロードできるようにしている。
※詳しくは「いつでも里親募集中」参照
▲預かり可能な方の投稿一覧。1月16日現在で135件の投稿がある
できる支援(2)…初動に必要な物資やお金を送る
現在、被災地への義援金支援の窓口はたくさんありすぎて、被災地の動物を助けるためにはどれを選べばいいのかわからない、という人も多いだろう。自治体など大きな団体だと、集まる金額も大きいのでできることも多いが、決定が遅くなりがち。
「大きく集めて大規模な対策を立てることはもちろん重要ですが、初動にどういうものが必要なのかは、私たちのような動物保護の経験が豊富な者でなければわかりません。私たちには、大規模な動物保護シェルターを15年間運営してきた、集団飼育のノウハウがあります」(山本氏)。
一番重要な初動に必要不可欠なのが、物資、そしてお金だ。
「東京キャットガーディアン」では、現在、被災地の動物保護団体・動物病院・提携企業、行政とも連携をとって、支援物資の手配・運搬自体を行っているが、その活動に充てる寄付金・支援物資を募集している。支援金は被災地の保護団体への支援や、被災動物の一時預かりに協力した人への支援、被災地へ必要物資の購入や運搬のガソリン代などに充てるという。
支援金に関しては、クレジットカードでの寄付も可能なので、興味のある方はぜひチェックしてみてほしい。
できる支援(3)…支援物資を購入する
ShippoTV通販部から「東京キャットガーディアン」への支援物資を購入するという方法もある。
普通の店で購入して送る方法もあるが、ShippoTVで支援物資を購入すれば、物資の支援と同時に活動費への寄付となる。また東京キャットガーディアンへの送料は無料になり、購入者には商品価格の5%~最大20%のポイントが還元される。
※シェルターで募集している物資や、詳しい使い道についてはこちら
取材・文/桑原恵美子
取材協力
東京キャットガーディアン
源吉商店