声なき被災動物たちの命を、つなげたい!
2024年元日に起こった、石川県能登地方を震源地とするM7.4、最大震度7の大地震。被災者への支援とともに、被災した動物たちへの支援も動き出している。
石川県獣医師会は「能登半島地震動物対策本部」を設置。1月15日から県内の46の動物病院で、1か月間、ペットを無料で預かる取り組みを始めた。対象となるのは犬、猫、ウサギ、小鳥。※県獣医師会の電話番号:076‐213‐5788
とはいえ、動物病院のキャパシティにも限界があり、預かり期間も1か月と限られている。また動物病院に預けることができればいいが、こうしている今も、家や飼い主を失って、命の危機にさらされ、救いの手を待っている動物は多い。「現地に駆けつけて保護活動をすることはかなわないけれど、確実に被災地の動物たちに届く支援があればしたい」と考えている人は多いだろう。
能登半島地震発生直後から、被災した動物たちへの支援を開始している、「NPO法人 東京キャットガーディアン」(以下「東京キャットガーディアン」)代表の山本葉子氏に、能登での被災動物支援の現状や、遠隔地からも届けることができて確実に役に立つ支援の方法について聞いた。
▲持病や障害を持つ猫のための閉鎖型シェルターで支援活動の状況を語る、「NPO法人東京キャットガーディアン」代表の山本葉子氏
▲大怪我した状態で保護されたチビちゃんは後ろ脚が動かないが、それを感じさせない俊敏な動で、人なつっこくて可愛かった