イケアの日本法人イケア・ジャパンは、日本国内で最も環境負荷の低い店舗運営を目指すイケアストア「IKEA前橋」を開業した。
北関東初のイケアは、環境負荷が最も低い店舗運営を目指した地域に根ざしたストア
IKEA前橋では、既存店同様「デモクラティックデザイン」と呼ばれる5つの要素(優れたデザイン、機能性、品質、サステナビリティ、低価格)を考慮して開発されたホームファニッシング製品(家具、雑貨)を約9,500点取り揃えており、当日の持ち帰りも可能。また開業時には約150点のフード商品も販売する。
イケアは、地球の気温上昇を産業革命前と比べ1.5%以内に抑えるというパリ協定に賛同し、ビジネスを成長させながら、イケアのすべてのバリューチェーンからの温室効果ガスの絶対排出量を2030年までに2016年と比較して50%削減し、遅くとも2050年までにネットゼロを達成することを目標としている。
その一環として、IKEA前橋は「日本国内で環境負荷が最も低い店舗運営を目指すイケアストア」として開業した。
そのため、これまでイケア・ジャパンが行ってきたさまざまなサステナブルな取り組みを開業時からIKEA前橋に集約し、店舗運営を通して環境と社会にポジティブな影響を与えたいと考えているとのこと。
またIKEA前橋は、日本国内の店舗で初となるLEED認証(BD+C)の取得を目指す。この認証システムを通して、店舗の設計、建設、運用計画などにおいて、透明性の高いサステナブルな店舗開発を行った。
イケア・ジャパンでは、店舗運営に使用するエネルギー・水・ゴミの徹底した管理を通して、店舗運営から排出されるフットプリントを2023年度までに95%削減(2016年度対比)した。
IKEA前橋では、さらに取り組みを推進することで日本国内のイケア店舗において最もフットプリントが低い店舗運営を目指す。
また、既存店同様、家具買取りサービス・スペアパーツをはじめとした循環型ビジネスを促進する取り組みも推進していく。