千葉大学発ベンチャーである柏の葉ゲノムクリニックは、「がんリキッドバイオプシー外来」を、千葉大学柏の葉キャンパスの診療所にて2024年2月より開始すると発表した。
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「がんリキッドバイオプシー」とは
がんリキッドバイオプシー説明図
「がんリキッドバイオプシー」は、がんに由来するDNA/RNAや細胞を血液などの体液中から取り出して分析することにより、がんの早期発見やモニタリング、治療方針提示を行う検査の総称だ。
採血により体に大きな負担がなく検査を行なえることから、世界的に盛んな研究が行われている。ゲノムクリニックはゲノム解析の領域で、がんのリスク判定および早期発見を目指し研究を続けてきた。
今回、国内外から本領域に関わる検査を集め、「がんリキッドバイオプシー外来」として開始する。
同院では「より多くの方々に受診していただくことで、がんの予後を改善することを目指しています」とコメントしている。
■受診方法
1. ゲノムクリニックHPより予約
2. 医師による問診後、最適な検査を提案
3. 採血を行ない、検体を院内ラボまたは提携先ラボにて解析
4. 結果レポートを対面またはオンライン診察により説明
5. 必要に応じて、追加の検査や医療機関紹介などを行なう
■ゲノムクリニックについて
ゲノムクリニックは「知ることで、救える命を増やす」をビジョンとして掲げ、「より多くの人がゲノム情報を健康に活かす時代」を見据えて、ゲノム解析の医療実装化を目指す千葉大学医学部発ベンチャーだ。診療所として「柏の葉ゲノムクリニック」を開設している。
関連情報
https://genome-clinic.com/
構成/清水眞希