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デルタ航空が最新のエアバス「A350-1000型機」を20機発注、2026年より納入開始

2024.01.19

10年後には現行機材と合わせて60機以上のA350型機を保有することに

A350-1000型機のイメージ(エアバス社提供)

デルタ航空は燃費効率を向上させ、ワールドクラスの機内体験を提供しながら、機材の刷新と合理化を進めるため、エアバスA350-1000型機20機を新たに導入すると発表した。

同社では現在A350-900型機を28機運航しており、今回の発注分を加えて36機の次世代型A350型機が発注済みとなる。その結果、10年後には60機以上のA350型機を保有することになるという。

デルタ航空最高経営責任者であるエド・バスティアン氏は、今回の発表に際して次のように述べている。

「A350-1000型機は、デルタ航空が保有する航空機の中で最も大型で最も高性能な航空機となり、当社の国際線拡大の重要な一歩となります。この航空機は、既存の保有機材を補完し、より多くのプレミアムシートやクラス最高の装備などで顧客体験を向上するとともに、広い貨物スペースも有しています」

■A350-1000型機はA350-900型機よりも20%以上燃料効率が高い

A350-1000型機は、A350-900型機に搭載されているエンジンの改良型であるロールス・ロイス社製トレントXWB-97エンジンを搭載している。

その結果、同機は退役するB767-300型機よりも20%以上燃料効率が高く、デルタ航空の長期的なサステナビリティ目標の達成をサポートする。

同機は、おもに国際線長距離路線と国際ハブ空港で運航され、デルタ航空の国際線の拡大を支え、成長を促進。デルタ航空はグローバル市場で成長を続けており、今年は同社史上最大の国際線スケジュールを運航する予定だ。

さらに同機は、世界クラスの装備を搭載、デルタ・ワン スイート、デルタ・プレミアムセレクト、デルタ・コンフォートプラスなどのプレミアムシートの数は、退役する機材より約15%多くなる。

また1000時間以上の無料エンターテイメント「デルタ・スタジオ」や、無料の高速機内Wi-Fiも装備。プレミアムな食事と飲み物のオプションが提供される。

広々とした静かなキャビン、高い天井、広い収納スペース、長時間のフライトでの疲労や時差ぼけを軽減するようデザインされた調整可能な照明なども特徴の一つだ。

今回発注分を加え、今後数年以内に284機のナローボディ機と48機のワイドボディ機が納入される予定だ。

関連情報
https://news.delta.com/delta-adds-state-art-airbus-a350-1000-widebody-fleet-JP

構成/清水眞希

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