ハイ活
〝ヌン活〟はホテルやカフェで提供されるアフタヌーンティーを満喫してプチ贅沢を味わうこと。2022年の「第39回 ユーキャン新語・流行語大賞」の候補にも選ばれ、最近ではその人気は定着しつつある。それに続くトレンドとして流行の兆しを見せるのが〝ハイティー〟だ。ヌン活はスコーンやケーキなどを紅茶とともに味わうもの。それに対しハイティーは、前菜やメイン、デザートまでのコース料理が3段のスタンドにのるというイメージだ。アルコールやお茶も付く。アフタヌーンティーよりも少し遅めの時間帯に、食事とお酒を楽しめると好評で、ホテルを中心に展開されている。
先駆となるのがホテル椿山荘東京のロビーラウンジ『ル・ジャルダン』。1990年代に本格的なアフタヌーンティーの提供を開始。その延長線として、18時からイブニングハイティーをスタートした。
「メニューは3段のオードブルスタンド、メイン料理のローストビーフ、デザート、食前酒と珈琲か紅茶。ローストビーフは150gとボリューミーで風味も豊かです。日中働いている女性が集う女子会のご利用が多いですね。そのほか、ご家族にも好評いただいています」(マーケティングスタッフ)。
ヌン活のように優雅な気分に浸りたくても、日中は難しい人にぴったり。食事中心なのでスイーツだけでは物足りない男性にもオススメ。ハイ活男子の姿が見られる日も近い!?
3段スタンドに食事がのる
メニューは前菜やセイボリー(※)がのる3段のオードブルスタンド。メイン料理にデザート、食前酒と珈琲か紅茶がつく。
ホテルのゆったりとした空間でくつろぎ、ラグジュアリー感を満喫できる。
※塩気のある軽食のこと
取材・文/夏目かをる