ヤマハ発動機は、水上オートバイ「WaveRunner(ウェーブランナー)」の2024年モデルを2024年2月より順次発売することを発表した。
今回の2024年モデルでは、計7モデルをラインアップ。「FX Cruiser HO」および「VX Cruiser HO」の2モデルは、総排気量1,898cc、195馬力となる新開発の「HOエンジン」を搭載し、加速性能・最高速を向上させた。
さらに全モデルにタッチスクリーン式の「コネクスト・マルチファンクションディスプレイ」に新たな機能を追加した。また、今回「FXシリーズ」全てに7インチ大型スクリーンを採用するなど、装備を充実させている。
なおカラー&グラフィックについては、ヤマハ発動機らしいブルーを基調とした色域を増やし、ブランドカラーとして浸透を図る一方、トレンドを意識した挑戦的なカラーである、新色の「艶消しカッパー色」を採用している。
ウェーブランナー2024年ラインアップの主な特徴
■15年ぶりにフルモデルチェンジとなる、性能向上と環境性に対応する新「HOエンジン」
(FX Cruiser HO/ VX Cruiser HO)
1.9リッター(1,898cc)/ 195馬力(143.4kW)を発揮する新開発のHOエンジンを搭載。従来のHOエンジンから馬力が15%向上し、トルクフルでスムーズな加速性と最高速の向上を実現した。さらに新設計によって、振動やノイズが軽減し、乗り心地だけではなく環境性能も向上。併せてメンテナンス性が向上している。
またホワイトカラーのCross-Bar(クロスバー)の採用でアクセントをつけるなど、エンジン単体としての外観品質の向上を図っている。加えてエンジンカバー構造部品の一部に、木質資源を活用しリサイクル性にも優れたバイオマス素材「セルロース・ナノファイバー強化樹脂」を採用している。
■新機能を追加したタッチスクリーン式「コネクスト・マルチファンクションディスプレイ」
目的地までのルート設定、地点登録が可能なGPSマップ(地図データソフトは別売)、各種ドライブコントロール、セキュリティシステム、T.D.E(微速前進/後進コントロール)、ノーウェイクモード、クルーズアシスト、オートトリムの操作を可能にするなどの機能を備えたタッチスクリーン式「コネクスト・マルチファンクションディスプレイ」を採用している。
さらにドライブコントロールの機能には、トーイングプレイに適した走行モード「Tow Mode」、燃費の良い走行をアシストする「Economy Mode」を新たに採用した。
なお7インチの大型スクリーンは、「FX Limited SVHO」「FX Cruiser SVHO」「FX SVHO」のほか、新たに「FX Cruiser HO」に採用。「VX Cruiser HO」「GP SVHO」には4.3インチのスクリーンを採用している。
■ヤマハ発動機らしさとトレンドを意識したカラー&グラフィック
ブルー基調のカラーリングをベースに”ヤマハ発動機らしさ”を継承したダスティネイビー、トレンドを意識した高級感のあるカッパーカラーとブラックを組合わせた挑戦的なカラーリングを展開。なお、SuperJetについては定評のあるホワイトカラーとブラックのアクセントカラーを継続。
【メーカー希望小売価格】
FX Cruiser HO 3,087,997円(税込)
※発売日:2024年4月
VX Cruiser HO 2,889,997円(税込)
※発売日:2024年6月
【ウェーブランナー2024年ラインアップ】
関連情報:https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/waverunner/
構成/土屋嘉久