サイト回遊状況や銀行審査申込数、ウェブアンケートにより選出
住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を運営するMFSは、ゲチェックユーザーを対象にアンケートを実施。「ユーザーが選ぶ本当に良い住宅ローンランキング2023下期」を集計して公開した。
■注目度ランキング(モゲチェックから銀行サイトへの遷移数)
1位はauじぶん銀行となった。au金利優遇割によって変動金利が最安で0.169%となるため、その低金利に惹かれたユーザーが多かったものと思われる。
2位のSBI新生銀行も金利引き下げキャンペーンを実施しており、集客施策が奏功していることがわかる。3位は三菱UFJ銀行となり、メガバンクの高い知名度がユーザーを多くひきつけていると考えられる。
■人気ランキング(モゲチェックからの事前審査申込数)
1位は注目度と同じく、auじぶん銀行となった。低い金利及び充実した団信が高い人気につながっているようだ。
2位は住信SBIネット銀行で、スゴ団信が幅広い人気を集めているものと考えられる。3位は三菱UFJ銀行が入り、メガバンクの安心感が事前審査申し込みにつながっているものと推察できる。
■金利満足度ランキング
PayPay銀行が1位を獲得した。頭金10%以上で0.25%などの金利キャンペーンが高く評価されていると考えられる。ユーザーからも「0.25%はとび抜けて低い」「特別な条件なく、最低水準の金利が適用」と評価する声が多く寄せられた。
auじぶん銀行も同様に「他社キャンペーンを除けば最安クラス」など、ユーザーは高い満足度を得ていることがわかる。
■団信(団体信用生命保険)満足度ランキング
auじぶん銀行が1位となった。がん50%保障+4疾病50%保障+全疾病が全て無料付帯することが評価されていると考えられる。
実際、「カバーしている病気の範囲が広く、手厚い」「無料で50%がん団信がついている、また+0.1%で100%がん団信になる」との声が寄せられた。
住信SBIネット銀行の商品は、40歳未満で3大疾病50%保障および全疾病保障が無料付帯しており、3大疾病には+0.2%で加入できるなど団信に注力している。「金利を考えると、無料付帯が素晴らしい」との声が多い。
■諸費用満足度ランキング
SBI新生銀行が1位にランクされた。諸費用を抑えた変動金利(半年型)タイプの商品がある点が評価されたほか、ランク制度を取り入れており、「銀行のランクがダイヤモンドだと5万円引き」との反応もあった。
■手続き満足度ランキング
僅差でイオン銀行が1位を獲得。実店舗もあり、手厚い対応を受けられる点が好評であり、「店頭とWEBどちらでも申し込めるのはいい」と高く評価する声が多かった。
SBI新生銀行は「返信も早く、必要書類もデータで大丈夫という融通が効くところが良かった」とスピーディーな対応を評価するユーザーが多かったようだ。
■顧客対応満足度ランキング
みずほ銀行が1位となった。「対応がかなり早い。かなりの短期間で審査から融資まで実行できた」「変動金利の割引の適用の仕組みなど、教えて頂けました」と満足度の高い声が多く寄せられた。
2位のSBI新生銀行は「離婚を理由にした借り換えだったが、初めに心情にも寄り添ってくれ、急かすことなく待ってもらえた」、3位のソニー銀行も「初めての住宅ローンで不安しかなかったが、丁寧な説明で安心できた」と評価を集めた。
調査概要
注目度と人気については、モゲチェックを2023年6月21日〜2023年12月20日の間に利用したユーザーに対し、モゲチェックでのサイト回遊状況や銀行審査申込数を踏まえて分析。それ以外の指標については、モゲチェックを2023年6月1日〜2023年12月20日の間に利用したユーザーに対して2023年12月21日〜26日にウェブアンケート(結果受領651名)を実施し、銀行の満足度(5段階)とその理由を確認。
構成/清水眞希