“活字離れ”が進んでいると言われて久しい昨今。実際のところ、人々はどのくらい本を読み、またどのようにして本と出会っているのだろうか?
クロス・マーケティングはこのほど、全国20歳~69歳の男女1100名を対象に「読書に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
本を読む量が「多いほうだと思う」人は6.3%、「やや多いほうだと思う」人と合わせても14.9%程度
本を読む量について調べたところ、読む量が「多いほう」と回答した人が最も多い年代・性別は、男性20代となったものの、2割に満たなかった。一方、男性50代と女性20代は「少ないほう」、「やや少ないほう」と回答した人の割合が7割を超えていた。
半年間に読む本の量について、半年に1冊以上読むと回答した人は男性20代が60.9%で最も多く、続いて、女性40代が58.2%となった。全般的に読む本の量は少ない傾向にある中で、男性60代は、半年間に「11冊以上」の本を読む人が20.9%と比較的多かった。
本の選び方は、「好きな作家の新刊」「タイトルに惹かれた」で3割台
本の選び方について年代別で調べたところ、50~60代は「好きな作家」、60代は「テレビや雑誌の書評」、30~40代は「店頭での推し本」、20~30代は「SNSで話題」をきっかけに本を購入している人が目立った。
オーディオブックを使っている人、使いたいと考えている人は36.1%に達し、男性では「電車などでの移動中に」、女性は「寝るまでのあいだに、目を使わずに読みたい時」「本を読みたいけれど、目が疲れている時」を利用したいシーンに挙げる人が多かった。
おすすめの一冊を調べたところ、歴史や小説に加え、人間関係や生き方をテーマとした哲学的な本が挙げられた。
<調査概要>
調査手法 : インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 20~69歳の男女
調査期間 :2023年9月8日(金)~9月10日(日)
有効回答数 : 本調査1,100サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある。
出典元:株式会社クロス・マーケティング
構成/こじへい