先日、とあるYouTuberが「セカンドパートナー」の存在を公言して物議を醸したことは記憶に新しい。体の関係を伴わない「友達以上、恋人未満」の関係であるこの「セカンドパートナー」も、広義で「婚外恋愛」のうちに含まれるとされるが、果たしてどれほどの人が婚外恋愛でプラトニックを貫いているのだろうか。また、婚外パートナーと体の関係を持つ人は何割に達するのだろうか?
レゾンデートルはこのほど、婚外恋愛経験のある30~59歳の既婚男女350人を対象に「婚外恋愛に関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。
スクリーニング調査で全国30~59歳の既婚男女2,000人(男性500人・女性1,500人)に「婚外恋愛の経験の有無」を尋ねたところ、約2割の人が「経験あり」と回答した。人数にすると406人(男性165人・女性241人)になる。本調査は、この406人から抽出した婚外恋愛経験者350人を対象としたものだ。
またこの調査は、婚外恋愛を「婚姻関係にあるパートナー(妻・夫など)以外との恋愛関係をいい、体の関係の有無は問わない。不倫・セカンドパートナーも含む」と定義したうえでの調査となっている。
婚外恋愛パートナーとの「体の関係」の有無
婚外恋愛パートナーとの「体の関係」の有無を調べたところ、男性の85.1%、女性の73.3%が「体の関係がある/あった」と答えている。大半のケースが肉体関係に発展しているようだ。「ない/なかった」には、体の関係を持つ前に別れてしまったケースも含まれると思われるので、婚外恋愛のうちセカンドパートナーが占める割合はかなり低いとわかる。
婚外恋愛の目的(全体)
そもそも既婚者が婚外恋愛に踏み出す目的は何なのだろうか。
既婚男性の一番の目的は「体の関係・セックス」(55.9%)となった。既婚女性で「体の関係・セックス」と回答した人は21.2%であることから、2倍以上の差があることがわかった。
婚外恋愛の目的(年代別)
続いて、男女別・年代別にみると次の通りになる。
男性は「体の関係・セックス」の割合が年代の上がるたびに増える傾向にあったが、30代男性は「心のつながり・癒し」が37.0%と高くなっている。
一方、女性は30代で「体の関係・セックス」(30.4%)、「心のつながり・癒し」(40.5%)が高くなっている。また、40代・50代の女性は肉体関係よりも心理的な効果を求める割合が高くなっていた。
30代男性:体の関係・セックス(45.7%) 心のつながり・癒し(37.0%) 非日常感・刺激(8.7%) その他(8.7%)
40代男性:体の関係・セックス(58.6%) 心のつながり・癒し(19.0%) 非日常感・刺激(10.3%) その他(12.1%)
50代男性:体の関係・セックス(62.5%) 心のつながり・癒し(20.8%) 非日常感・刺激(8.3%) その他(8.3%)
30代女性:体の関係・セックス(30.4%) 心のつながり・癒し(40.5%) 非日常感・刺激(5.1%) その他(24.1%)
40代女性:体の関係・セックス(16.2%) 心のつながり・癒し(29.4%) 非日常感・刺激(16.2%) その他(38.2%)
50代女性:体の関係・セックス(13.7%) 心のつながり・癒し(43.1%) 非日常感・刺激(15.4%) その他(27.4%)