美味しくて罪悪感の少ないヘルシースイーツブームが続くいま。バレンタインチョコも例外ではなく、ゴディバやモンサンクレールなどの人気ブランドでも低糖質やハイカカオを謳ったスイーツが登場するようになりました。
近頃は受け取る側の健康を気遣って、あえて「低糖質」や「低カロリー」な贈り物を選ぶという人も少なくありません。
そこで今回は、自宅で手軽に作れるヘルシーなチョコレート菓子をご紹介。 〝高タンパク〟 をキーワードに、豆腐やおからを使ったおすすめ手作りバレンタインスイーツのレシピをまとめました。
(1)チョコ不使用で栄養豊富な「豆腐おからブラウニー」
チョコ無しで作れるヘルシーで栄養豊富なブラウニー。おからと豆腐からは植物性タンパク質を、純ココアからはポリフェノールを、ナッツ類を入れれば良質な油である不飽和脂肪酸やビタミンEを摂ることができます。
【材料】
● 絹ごし豆腐 130g
● おから 25g
● 純ココア 25g
● 卵 1個
● ベーキングパウダー 3g
● 豆乳 70g~90gくらい
● 甘味料 30~50gくらい
● ナッツやドライフルーツ お好みで
ココアは無糖の純ココア(「ココアパウダー」という名称で売られていることもあります)がおすすめ。砂糖が入った調整ココアを使用する場合は甘味料の分量を調整してくださいね。
豆腐の水分量や卵の大きさによって調整してください。
カロリーと糖類を制限するなら、カロリー&糖類ゼロのラカントを選びましょう。ビタミンやミネラル、オリゴ糖などが含まれるきび糖や黒砂糖、白砂糖よりGI値が低いてんさい糖もおすすめです。ハチミツも栄養成分が高く、美容と健康に良いとされる甘味料です。
【作り方】
1 オーブンを180℃に余熱しておく。豆腐をパックから出して軽く水を切る
豆腐は一晩水切りしたり、ザルで濾さなくてもOK。パックの水を捨てた後、豆腐をキッチンペーパーなどでくるんで軽くしぼっておくと水分が減ってより濃厚に仕上がります。
2 ボウルに豆腐と卵を入れてホイッパーでよく混ぜる
ここでしっかり混ぜるのがポイント。カスタードクリームのような見た目になるまで混ぜましょう。
ダマがなくなることで食感がなめらかになり、美味しく仕上がります。
3 甘味料を加えてさらに混ぜる
今回はラカント、てんさい糖、ハチミツを少しずつ入れました。
4 粉類を加えてさらに混ぜる
この時点ではもったりしていて完全には混ざらないのである程度で大丈夫です。
5 豆乳を少しずつ加えながら混ぜる
最初に50gくらい入れてしっかり混ぜ、そのあとは記事の様子を見ながら10gくらいずつ足していくとやりやすいです。
水分が多いとふんわりと軽い口当たりに、少ないとよりずっしりめの仕上がりになります。お好みで調整してみてください。今回のものは混ぜた後にホイッパーの跡が残る(しっかりめにツノが立つ)くらいの水分量でずっしりめを目指しました。
6 パウンド型に入れてくるみとドライフルーツで飾る
ナッツやドライフルーツ以外に、薄切りにしたオレンジ、チョコチップ、クランチ、少し砕いたオレオなどもおすすめです。
7 180℃に余熱しておいたオーブンで30分焼き、その後様子を見ながら焼く
生地の水分量や使っているオーブンによって異なるので、中が焼けるまで5分くらいずつ様子を見ながら焼きまししていきましょう。
表面が焦げそうな場合は上にアルミホイルを乗せると焦げにくくなります。
8 中まで焼けたら粗熱を取って、一晩冷蔵庫で冷やしたら完成
焼き上がりはこんな感じ。ココア生地の良い香りがして、焼きたては柔らかくてふわふわした食感が味わえます。
そのまま焼きたてを食べても良いですが、きれいにカットするのが難しいのでラッピングする場合は少し冷ましましょう。しっかり冷やすと驚くほど濃厚な口当たりになるので、ずっりし系ブラウニーが食べたい場合は一晩くらい冷やすのがおすすめです。
見た目は素朴なブラウニーといった感じ。
チョコレートは一切使っていないのにこの濃厚さはすごいです…!
低糖質・低カロリースイーツとは思えない食べ応え。甘さは控えめなので、甘いチョコが苦手な人へのバレンタインにも良いですね。
ナッツは食感のアクセントになるので個人的には入れた方が絶対美味しいと思います。朝食や間食にもおすすめな高タンパクケーキでした。