目次
最近発売されているiPhoneは、防沫・耐水・防塵性能に対応しています。
「iPhone SE」も、2020年4月に登場した第2世代モデル、2022年3月に登場した最新の第3世代モデルから、防沫・耐水・防塵対応となっています。
しかし、その性能はどのくらいなのか? 意外とご存じないのでは? また、水没などで故障しないための使用方法など、〝プチお役立ち情報〟をお届けします。
iPhoneっていつから防水性能に対応したの? 「iPhone 7」からって本当??
「iPhone 8/8 Plus」
初代iPhone以来、しばらくの間iPhoneは防水性能に対応していませんでした。他社から発表されたスマホが続々と防水や防塵などに対応していく中、「いつiPhoneが防水対応するか?」とファンの間でウワサされるのが、新作iPhoneが登場する際の恒例となっていました。
そんな中、2016年9月に登場した「iPhone 7/7 Plus」がついに、防沫・耐水・防塵性能を身にまとうことになりました。
「iPhone 7 Plus」
同時に、「iPhone 6s/6s Plus」までのiPhoneに搭載されていた、3.5 mmヘッドフォンジャックを廃止。これは、防沫・耐水・防塵性能向上のためとウワサされました。
「iPhone 6s/6s Plus」
そして、iPhone SEは、第2世代から、防沫・耐水・防塵性能が搭載されました。
「iPhone SE(第2世代)」
iPhone SE(第2世代)は、最大水深1メートルで最大30分間まで、IEC 規格 60529 に基づく IP67 等級の防沫・耐水・防塵性能を発揮しました。
さらに、現行モデルとなるiPhone SE(第3世代)も、第2世代同等の防沫・耐水・防塵性能を誇ります。
「iPhone SE(第3世代)」
【参考】iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について
iPhone SEの水没マーク(液体浸入インジケータ)って何?
iPhoneは、水または水を含む液体と接触したかどうかを示す、〝液体侵入インジケータ(LCI)〟いわゆる水没マークが本体に内蔵されています。
LCIの色は通常の使用状態だと、白またはシルバーですが、水または水を含む液体に触れると、全体が赤くなります。
このLCIの状態は目視で確認可能。iPhoneのタイプによって確認方法が異なり、iPhone SE第2世代と第3世代は上の画像部分となります。
また、2016年3月に登場した、初代「iPhone SE」は、防沫・耐水・防塵性能に非対応ですが、LCIは搭載します。
iPhone SE(第1世代)
iPhone SE(第1世代)のLCI搭載位置
【参考】iPhone や iPod に液体による損傷があるかどうか調べる
iPhone SEの水没は保証してくれる?
Apple製品には1年限定保証がありますが、たとえばコーヒーや清涼飲料水をこぼしたなど、液体によって損傷した場合は、保証の対象になりません。
※消費者法に基づいて法的権利が適用される可能性はあります。
【参考】iPhone や iPod の液体による損傷は保証対象外
お風呂やサウナ……防水性能があるiPhoneが損傷しないために控えてほしい行為
水濡れで損傷しないように、以下の行為は控えるようにしましょう。
・iPhone を着用したまま泳いだり入浴
・iPhoneに水圧が強い水や流速が大きい水をかける (シャワー、ウォータースキー、ウェイクボード、サーフィン、ジェットスキーなど)
・サウナやスチームルームで使用する
・意図的に水没させる
・推奨されている温度範囲外、または極度に湿度の高い条件下で iPhone を動作する
・iPhone を落としたり、衝撃を与える
・ネジを外したりなど、iPhone を分解する