「100万ドルの五稜星」は何と読む？劇場版・名探偵コナンの難読タイトルクイズ

2024年4月公開『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』　ⓒ2024 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会

国民的人気マンガ『名探偵コナン』が30周年を迎えた。

1994年1月に連載を開始した本作は、2024年1月10日発売の「週刊少年サンデー」7号で連載30周年を達成。30周年のアニバーサルイヤーとなる今年は「連載 30 周年記念 名探偵コナン展」をはじめ、春にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンに『名探偵コナン』のレギュラーアトラクションがオープン予定など様々な企画が予定されている。

2024年「週刊少年サンデー」7号（左）は『名探偵コナン』が初表紙となった1994年第６号（右）の「週刊少年サンデー」がベースになった特別デザイン

『名探偵コナン』は連載開始からわずか2年、1996年1月にTVアニメ化がなされ、さらにその翌年の1997年には劇場版シリーズの第1作が公開された。以後、毎年4月（※）に新作が公開されており今年2024年には27作目となる劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が公開予定となっている。

※2020年は新型コロナウイルスのため公開延期

昨年、興行収入が初めて100億円を突破し、いまが最も盛り上がりを見せていると言っても過言ではない劇場版『名探偵コナン』シリーズだが、その独特な劇場版タイトルもファンの間では楽しみの一つになっている。

例えば、昨年公開された『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は「くろがね・の・サブマリン」と読む。

当然、最新作の『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』も「ひゃくまんドル・の・ごりょうせい」と素直に読ませてはくれない。今回は劇場版『名探偵コナン』の難読タイトルをクイズ形式で紹介しよう。

第一問：『名探偵コナン 14番目の標的』（1998年公開）　難易度：易

Q.『名探偵コナン 14番目の標的』

A.「じゅうよんばんめ・の・ターゲット」

「標的」を「ターゲット」と読ませる本作。前年に公開された劇場版第1作となる『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』は「とけいじかけ・の・まてんろう」とそのまま読ませているので、劇場版タイトルの読み方に遊びを入れたのは本作からということになる。劇場版2作目ですでに今なお続く伝統が生まれたと考えると感慨深いものがある。

余談ではあるが劇場版でたびたび登場し、ネットミームにもなっている「ハワイで親父に教わって」が初めて登場したのも本作である。どのシーンで発言されたセリフかはぜひ本編を見て確認ほしい。

第二問：『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』（2024年公開予定）　難易度：普

Q.『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』

A.「ひゃくまんドル・の・みちしるべ」

「五稜星」と書いて「みちしるべ」。実は、これまでの劇場版タイトルは「魚影（サブマリン）」、「標的（ターゲット）」のようにカタカナの当て字だったのだが、本作は27作目にしてはじめてひらがなの当て字がなされた。これにはコナンフリークも予想できなかったに違いない。

「五稜星」のタイトルから推測できる通り北海道・函館を舞台に、今回はコナンの宿敵・怪盗キッドと西の高校生探偵・服部平治との激突が描かれるという。どのような物語になるか今から楽しみだ。

第三問：『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』（2002年公開）　難易度：普

Q.『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』

A.「ベイカーストリート・の・ぼうれい」

2002年に公開された作品でありながらフルダイブ型VRやデスゲームなど時代を先取りした舞台設定が魅力の作品。さらに19世紀末のロンドン、シャーロックホームズ、ジャック・ザ・リッパーなど歴代でも異色のテーマが根強い人気があり、一番好きな劇場版コナンシリーズに名前を挙げるファンも多い。

第四問：『名探偵コナン 紺碧の棺』（2007年公開）　難易度：難

Q.『名探偵コナン 紺碧の棺』

A.「こんぺき・の・ジョリー・ロジャー」

おそらく初見では絶対に読めないタイトル1位はコレだろう。「ジョリー・ロジャー」を訳すと「海賊旗」。海や海賊をテーマにした本作ならではタイトルではあるが、なぜ「棺」が「ジョリー・ロジャー」なのか。本編を視聴したファンから様々な推測がなされているが、解釈は人それぞれ。こうしたファンによる考察も、本作の面白さに繋がっている。

「連載30周年記念 名探偵コナン展」開催中！

©青山剛昌／小学館
東京会場は池袋・サンシャインシティ　展示ホールAにて2024年1月12日～2月25日まで開催

30周年を記念して1月12日より「連載30周年記念 名探偵コナン展」が開催されている。本イベントは『名探偵コナン』連載30年分の歴史を「イントロダクションエリア」のほか６つのテーマで深掘りする企画展となっている。青山剛昌先生の仕事部屋が再現されていたり、フォトスポットなど多数の展示を楽しんだり、記念展オリジナルグッズも販売される。また、30年間未公開だったコナンと新一の初期設定資料を含む初公開資料も初公開！　東京・池袋を皮切りに全国8つの会場で開催予定となっている。

イベント公式HP：https://www.conanten-30th.jp

イベント公式X：＠CONAN_ten

取材・文／峯亮佑