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年初から進んだドル高・円安は一時的なものなのか?

2024.01.13

三井住友DSアセットマネジメントはこのほど、同社チーフマーケットストラテジストの市川雅浩氏がその時々の市場動向を解説する「市川レポート」の最新版として、「年初から進んだドル高・円安の背景と今後の展望」と題したマーケットレポートを公開した。レポートの詳細は以下の通り。

ドル円は年初5日間で約5円ドル高・円安が進行、米早期利下げ観測の後退でドル買い優勢に

2024年のドル円相場は、1月1日に1ドル=140円92銭水準で取引が始まったが、2日以降にドル高・円安の動きが強まり、5日には一時145円97銭水準に達した。市場では、米労働市場の軟化ペースが緩やかなものにとどまっていることから、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ判断はまだ先になるとの声も聞かれ、いったんドルを買い戻す動きにつながったと推測される。

実際、昨年10月以降、低下傾向が鮮明だった米長期金利も反発している。2024年の取引が開始された1月2日、2年国債利回りは4.28%水準、10年国債利回りは3.92%水準だったが、5日にはそれぞれ一時4.48%水準、4.09%水準まで上昇した。また、フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む2024年の25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げ回数は、1月2日時点の約6.4回から、5日時点で約5.6回まで減少した。

テクニカル分析ではパラボリックがドル高トレンド転換を示唆も、一目均衡表は依然ドル売りを示唆

ここで、足元のドル高・円安の動きをテクニカル分析で確認する。具体的には、昨年11月22日付レポートと12月8日付レポートで解説した、「パラボリック」と「一目均衡表」を用いる。まず、パラボリックからみていくと、直近ではドル円の日足が1月4日にSAR(ストップ・アンド・リバース)に接し、ドル高・円安へのトレンド転換が示唆されている(図表1)。この点を踏まえると、ドルは対円でしばらく底堅い推移が予想される。

次に、一目均衡表に目を向けると、依然として(1)転換線が基準線を下抜け、(2)遅行線が日足を下抜け、(3)日足が雲(先行スパン1と先行スパン2に挟まれた領域)を下抜けており、「三役逆転」という、非常に強いドル売りシグナルは点灯したままだ(図表2)。そのため、目先、ドルが対円で底堅く推移しても、一目均衡表の雲にドルの上値がおさえられる展開は、想定しておく必要があると思われる。

今年は緩やかなドル安・円高が進むとの基本シナリオは不変、足元のドル高・円安は一時的とみる

以上を踏まえると、年明け以降のドル高・円安は、米早期利下げ観測後退によるところが大きく、テクニカル分析上では、しばらくドルの底堅さが見込まれるものの、ドル安・円高の基調は継続する可能性が高い、と解釈することができる。日米金融政策についても、FRBの利上げ再開や日銀の金融緩和強化という流れにならない限り、ドル円相場が大きくドル高・円安方向へ振れる公算は小さいと考える。

三井住友DSアセットマネジメントは2024年の米経済について、急減速には至らず、5月、7月、11月に25bpずつ3回の利下げを予想している。また、日銀は4月にマイナス金利解除と長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の撤廃を決め、ゼロ金利政策を当面続けるとみている。この見通しに基づき、2024年のドル円は緩やかなペースでドル安・円高が進むというメインシナリオを維持しており、足元のドル高・円安は一時的なものと判断される。

出典元:三井住友DSアセットマネジメント

構成/こじへい

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