食トレンドや食卓アイデアを発信するWEBメディア「おうちごはん」を運営するトレンダーズは、調理時間の実態と時短への意識に関する調査を実施。回答結果をグラフと図表にまとめて発表した。
1日の食事のうち、最も調理時間をかけているのは夕食
はじめに「調理にかけている時間」について聞いたところ、平日は朝食の平均が「9分」、昼食が平均「10分」、夕食が平均「37分」という結果となった。
休日はそれぞれ朝食「11分」、昼食「17分」、夕食「38分」という結果となり、平日と休日では朝食と夕食の差はほぼないものの、昼食では7分の差があることがわかる。
属性別で見てみると、平日の夕食の調理時間では、既婚(平均43分)と未婚(平均31分)で「12分」の差があるという結果に。どのタイミングの食事でも総じて同様に、既婚の方が未婚よりも調理時間が長いという傾向がみられた。
この結果から、家族の有無が調理時間に影響を与えているということがわかる。
■調理時間、時短の理想は17分。実態とのギャップは20分
続いて、そもそも「調理時間が何分以内だったら“時短”だと思うのか」を聞いたところ、その平均は「17分」という結果となった。属性別にみると既婚(平均18分)と未婚(平均15分)では3分の差がある。
実際に調理にかけている時間と比較すると、夕食の実態とは平日・休日共に20分程度の差があることがわかった。
■時短調理する上で電子レンジは必須
次に「時短調理のために工夫していること」を聞いたところ、「電子レンジの活用(57.7%)」が最も多く、次いで「冷凍食品の活用(55.7%)」、「レトルト食品の活用(44.3%)」という結果が得られた。
多くの人が時短調理を実現するグッズや食品を積極的に活用しているということがわかる。
一方で、時間があるときに食材の下処理を済ませておく(29.0%)、時短レシピを調べておく(24.8%)など、アイテムに頼らずにできる工夫を実践しているという人も一定数いるということも判明した。