未曾有のインフレにより生活防衛意識が高まる中、投資・資産運用へ関心を寄せる人は増えていると言われる。投資活動をする上で仲介窓口となるのが証券会社だが、では投資家たちは、どんな基準で証券会社を選んでいるのだろうか?
ウィズはこのほど、全国の20代~60代の男女3000名を対象に「投資活動における証券会社選びに関する調査」を実施し、その結果を発表した。
自身で銘柄を選んで運用している人は27.1%
はじめに、現在の投資・資産運用の仕方について聞いたところ、「自身で個別銘柄を選び、こまめに入れ替え運用(10.5%)」、「自身で個別銘柄を以前選び放置したまま(10.0%)」、「自身で個別銘柄を選び、定期的に買い増している(6.6%)」、を合わせた『自身で銘柄を選んで運用している人』は27.1%と全体の約3割にのぼり、投資・資産運用している人だけで見たときには、その内73.6%にのぼる。
プロに運用を任せ(3.7%)たり、ロボアドバイザー(AI)に任せ(1.8%)ている人と比べると、圧倒的に多い状況だった。
ただ全体の62.8%は、投資・資産運用を行っていなく、資産所得倍増プランを成功に導くためには、より認知を高め、啓蒙していく必要があることがわかる。
店舗型の大手証券会社を利用している60代以上の割合は、他年代の3〜4倍
続いて、現在利用している証券会社について聞いたところ、全体では「ネット型の証券会社」が24.3%と、証券会社の口座を持っていない人を除くとトップで、年代による差はなかった。一方、店舗型の大手証券会社を利用している割合は、20代〜50代までは1桁前半から半ばなのに対し、60代以上は14.3%と高く、他年代の3〜4倍程度の方が利用していることがわかった。