今やすっかり一般的となった“推し”という言葉。支持・応援している人物やキャラクターを指すワードであるわけだが、では、イマドキの小中学生は、いったいどんな対象を“推し”としているのだろうか?
学研教育総合研究所はこのほど、全国の小学生の子どもを持つ保護者を対象に「小学生調査」、全国の中学生の子どもを持つ保護者を対象に「中学生調査」を実施し、小学生調査では1,200名、中学生調査では600名の有効サンプルを集計した。ここでは、調査結果の中から「推し」と「憧れる大人像」に関する調査結果のみを抜粋し、紹介する。
小学生調査 調査結果
■「推しがいる」小学生の53%、推しのジャンルTOP2は「アニメ・まんがキャラクター」「YouTuber」
“推し”がいるかどうか、いる場合は“推し”のジャンルとしてあてはまるものをきいたところ、「推しはいない」は47.3%、推しがいる人の割合は52.7%となった。
“推し”のジャンルをみると、1位は「アニメ・まんがキャラクター」(17.1%)、2位は「YouTuber(VTuber除く)」(16.0%)、3位は「スポーツ選手」(6.7%)、4位は「アイドル」(6.4%)、5位は「マスコットキャラ」(5.3%)となった。
男女別にみると、推しがいる人の割合は女子では56.3%と、男子(49.0%)と比べて7.3ポイント高くなった。また、推しのジャンルは男子では「YouTuber(VTuber除く)」、女子では「アニメ・まんがキャラクター」が1位となった。
■イメージする“憧れる大人像” 1位「心優しい人」2位「お金持ち」3位「朗らかで明るい人」
どのような大人に憧れているかをきいたところ、1位は「心優しい人」(34.5%)でした。周囲の人に優しさや気遣い、思いやりを持って接することできる大人を“理想の大人”と考えている人が多いのではないだろうか。
次いで、2位「お金持ち」(21.2%)、3位「朗らかで明るい人」(20.2%)、4位「おしゃれな人」(15.8%)、5位「誠実な人」(14.5%)となった。
男女別にみると、男子・女子ともに1位は「心優しい人」で、男子では「お金持ち」が2位、女子では「おしゃれな人」が2位となった。